江田島の海軍兵学校、大和ミュージアム、海上自衛隊護衛艦さみだれ視察

江田島の海軍兵学校、大和ミュージアム、海上自衛隊護衛艦さみだれ視察

14日、15日の両日、広島県江田島市の旧海軍兵学校と、呉市の大和ミュージアムと海上自衛隊呉基地、護衛艦「さみだれ」を視察した。

吉祥寺で商業を営む商店主の方々から、海上自衛隊呉基地を視察したいので、防衛省にあっせんして欲しい要請されたのが今年の2月だった。以来、打ち合わせを重ね、15日に呉基地を視察する事が出来た。

14日江田島視察。江田島の海軍兵学校は戦前は日本中の英才を集め、海軍の中枢を担った幹部養成学校である。現在は海上自衛隊幹部学校であり、防衛大学校をはじめ、各大学の学部や大学院を卒業した者が一年間にわたって学ぶ、学舎となっている。「記念館」には海軍兵学校の歴史と記念物が展示されている。
海に面し50万㎡の宏大な敷地の中に、有名な赤レンガの学舎などが点在する、昔も今も日本海軍と海上自衛隊の聖地である。

15日呉市の大和ミュージアムを視察。戦艦「大和」を10分の1のサイズで復元した模型を中心に、呉市の軍港としての歴史を展示してある見応えのある博物館だ。隣接する「てつのくじら館」では、潜水艦の使命と役割と歴史が一目で分かる博物館だ。退役した実物の潜水艦があり、内部が公開されている。内部に入ると狭小さが実感できる。この狭い空間で何日も潜行し続け、任務を遂行する隊員の皆さんのご苦労は想像を絶するものがある。

15日午後から海上自衛隊呉基地を視察した。港には各護衛艦が停泊していた。潜水艦も6隻停泊している。5000トン級の護衛艦「さみだれ」の艦内を視察した。川合艦長をはじめ、各々の部門の隊員の皆様から説明を受ける。「さみだれ」は海上自衛隊第四護衛隊に所属しているが、一等海佐の西山司令も自ら先頭に立ってご案内頂く。尚、この第四護衛隊にはヘリ空母「かが」19000トンも所属しているが、現在任務で出航中だという。「さみだれ」は中東アデン湾ソマリア沖の海賊対策にも度々出動し、日本をはじめ各国の商船の安全を守っている。総員165名三直体制で勤務しているという。一班約50人でこの艦を動かすことになる。第四護衛隊司令西山一等海佐、川合艦長をはじめ、隊員の皆様が明るく、冷静、沈着なのが印象的だった。

旧海軍兵学校、現在は自衛隊幹部学校

旧海軍兵学校、現在は自衛隊幹部学校

海軍兵学校の象徴、赤レンガ校舎

海軍兵学校の象徴、赤レンガ校舎

大和ミュージアム

大和ミュージアム

呉基地に停泊する各護衛艦、右が「さみだれ」

呉基地に停泊する各護衛艦、右が「さみだれ」

護衛艦さみだれの艦上で

護衛艦さみだれの艦上で