茂木幹事長が総裁選立候補にあたり、岸田総理が進めた防衛増税一兆円をやめるという-政権政党の要の幹事長としての責任は?

茂木幹事長が総裁選立候補にあたり、岸田総理が進めた防衛増税一兆円をやめるという-政権政党の要の幹事長としての責任は?

茂木幹事長は実務能力抜群との評価のある実力者だ。さらに、政権政党自民党の要であり、政策責任者として岸田総理を支えてきた。それが目玉政策の一つである防衛力増強で年4兆円のうち1兆円を増税で、という方針を撤回するという。日本の防衛力増強のために国民に負担を求めるという大方針は、国家の基本中の基本ではないか。ウクライナを見ればわかる。

岸田総理の支持率が低迷したのは、防衛増税を発表したからではないと思う。ネットで「増税メガネ」などと揶揄されて、今度は減税すると発表し実行したからだ。

岸田総理は腰が定まらない、方針がグラグラするとの印象を国民が持ったことだと思う。それをきっかけに、LGBT法(議員立法)や派閥のパーティー券の不記載等が続いた。

岸田総理の不本意な退陣表明だが「自分の国は自分の手で守る」「防衛力増強は国民の負担で」というのは正論だと思う。

茂木幹事長の実力は永田町では誰もが認めるというが、信念があるなら「防衛増税なし」は、幹事長時代に主張してほしかった。