菅直人さんの公約、再生エネルギー100%は、どうやって、いつまでに達成するのですか?具体論がないと中学生の作文以下ですね。総理時代には原子力発電を50%と主張していました。
菅元総理の政治ビラに「再生エネルギー100%社会を切り開きます」と書いてある。格好良いセリフですが、具体論がない。
資源エネルギー庁の2019年統計によれば、現在の1次エネルギー源の種別は石油・石炭・天然ガス・都市ガスの化石エネルギーが84.9 % 原子力2.8% 水力3.5% 再生可能エネルギー5.8% 未活用エネルギー3.0%となっている。
2011年の福島原発事故以前は電力のエネルギー源は、水力10% 原子力30% 太陽光などの新エネルギー2% 程度だったので、化石燃料の割合は60%弱だった。
当時の菅総理の下で立案されたエネルギー基本計画では、原子力を30%から50%に増やすとした。さらに貴方はベトナムを訪問し「トップセールスで原子力発電を売り込んだ」と胸を張っていましたね。
「再生エネルギー100%をめざす」というなら、総理時代に作った原子力50%というエネルギー基本計画は間違っていたと深い反省をまず示すことですね。その上で再生エネルギー100%のために、再生エネルギーの種類と量と達成のために何年かかるという工程表を示すべきでしょう。細かい整合性のとれた計画でなくてもよいから、エネルギー源と粗々の工程、2030年にはこうするといったことぐらい言わないと。
選挙目当てのその場の思いつきでは、まともな政策とは言えない。
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