「成蹊大学で講義。武蔵野市の先進事例が国のスタンダードに―高田教授の講義の特別講師」
高田昭彦教授に招かれ、昨日午後2時55分から成蹊大学にて90分講義を行った。
聴講した学生は100名。自治体の事例研究の特別講義だ。私は武蔵野市長時代の先進事例を挙げて、どのように国の制度創設や改革に繋がったかを説明した。
・全国初のコミュニティバス「ムーバス」
現在7路線、1日7000人を超える乗客が利用。国が「地域公共交通の活性化と再生法」を作り、全国1000自治体に広がる。
・ 小学校5年生が自然に恵まれた農山漁村で1週間の体験学習「セカンドスクール」
文部科学省が学習指導要領の中に盛り込む。全国90%の小学校で実施。
・ 0歳~3歳児対象の母子・父子の子育て支援施設「0123吉祥寺・はらっぱ」
国が児童福祉法を改正。補助対象施設に含まれるようにした。
・ 市独自で違法駐車防止した「武蔵野市違法駐車防止条例」
国が道路交通法を改正。違法駐車防止指導員の制度をつくり取締り。
・ 実費ボランティアで運営される高齢者自立支援施設「テンミリオンハウス」
今年4月から介護保険法を改正。要支援1、2の軽度の人は介護保険法の対象から市町村事業へ移管。そのモデル事業として位置づけられている。
などなど武蔵野市の事例を挙げて説明。
時代の変化はまず地域に現れる。市長の役割はその役割を見逃さず的確に対応すること。国会議員の役割は、それを受けて法律や予算に反映させ制度を作ること。
市長、国会議員の各々の役割分担を説明した。
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