「フリースクールを義務教育の一環に位置づけ1人でも不登校児をなくすべきだ―議員立法で」
平和安保法制が参議院でヤマ場をむかえ、鴻池委員長の不信任決議を否決した。その後、ただちに「質疑打切り動議」を可決して法案の採決に入り、
16時30分に賛成多数で委員会で可決(自由民主党 公明党 次世代の党 日本を元気にする会 新党改革)が賛成した。
今後は、参議院本会議での採決となる。野党は採決を阻止しようと委員長席に殺到したが、与党議員が壁となり鴻池委員長を守り可決。
衆議院議員は、内閣不信任の提出に備えて、禁足待機である。深夜10時前後に延会の手続きか。
参議院の審議をテレビで注目しながらも、自民党は政権政党として台風18号対策など着々だ。
政調文部科学部会で集中審議しているのが「義務教育の段階に相当する普通教育の多様な機会の確保に関する法律」だ。
不登校児童対策のためのフリースクール支援の法案だが議員立法で法案提出成立を目指している。
この法案のPT座長の馳浩代議士は、教師の資格を持ちかつプロレスラーというユニークなキャリアである。
全国の小中学校に通っている子ども1000万人、不登校12万人、そのうちある程度、学校に通っている子ども10~11万人。
残り1万人が年間180日以上欠席の不登校児だ。
不登校の定義は、「年間30日以上欠席している」子どもだが、とりわけ180日以上欠席が深刻だ。
フリースクールの形態は多様だか、不登校児の居場所になっている。このフリースクールを各市町村の教育委員会の指導のもとに不登校児に合わせて、
個別学習計画を立てて、復学卒業、社会に旅立たせるための法案だ。
明治以来の学校教育に風穴が開くという指摘もある。今日は東京シューレなど実践活動している方々をお招きして実情をヒアリング。
私は「少しでも子どもにチャンスを与える施策には賛成だ、さらに前向きに問題点を煮つめよう」と発言。