「三井・旭化成というトップ企業が手抜き工事、残念~横浜かたむくマンション 日本人が大事なことを見失ってないか」

「三井・旭化成というトップ企業が手抜き工事、残念~横浜かたむくマンション 日本人が大事なことを見失ってないか」

この一週間、横浜市内のマンションが不等沈下して傾いたり、窓枠にくい違いが出来たりの被害報道、居住者の皆さんの心痛が手に取るようだ。

三井系の不動産会社が販売し、建物を支える基礎杭を打ったのは旭化成系列の施工会社だという。東芝や東洋ゴムといった日本を代表する会社の不祥事も記憶に新しい。

日本の一番大切にしている個々部署の人々が担う責任と誇りが、徐々に崩れているような寂しさを感じる。

昔よく言われたことは、米国はマニュアルどおりやる、日本は念のためさらにもう一歩力を入れる、これが微妙な製品の差に出ると。結果を予見して、念には念を入れる精神だ。

真相は解明されていないが、今回はマニュアル以前の意図的な偽装と言われている。論外だ。

効率最優先、経済の量的拡大第一の価値観が強調されすぎ、日本と日本人の持つ「念のため」という誇りと責任を失ってはならない。