柳生博さんと八ヶ岳倶楽部で〜自然、芸術、食事のハーモニー

柳生博さんと八ヶ岳倶楽部で〜自然、芸術、食事のハーモニー

長野県川上村のむさしのジャンボリーの帰りに、八ヶ岳倶楽部に立ち寄った。オーナーの柳生博さんがいらっしゃって、旧交を暖める。

柳生博さんは日本野鳥の会の会長を引き受け、長年停滞していた日本野鳥の会を立て直した立役者の一人である。

今も日本野鳥の会の“顔”として活躍されている。

私は武蔵野市長時代から、文部大臣・環境政務次官を歴任した小杉隆代議士の後を受けて日本野鳥の会の評議員となり、その後公益法人改革の一環で現在は顧問をしている。環境省や各自治体との交渉が必要となった時、アドバイスをするのが役割だ。

柳生会長とは長年のお付き合いだが、有名な八ヶ岳倶楽部には来る機会がなかった。さっそく倶楽部内の施設や森を案内して頂く
森は20数年間かかって植樹した木々が中心だが、総て落葉樹だ。

「落葉樹は花が咲き、実がなります。それを野鳥が食べにきます。」

「最初は小さな敷地だったが、地元の人が柳生ならと信用してくれて、次々に物件が安い価格で持ち込まれ、今の広さになりました。」

「もっとも向こうの深い谷は国有林で、自然のバリアーの役割を果たしています。」

「これが希少種の日本ミツバチの巣ですよ。樹林内に4カ所ある。」

「冬になると葉が落ち、八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望できます。」

「冬鳥が何十種類もきて、賑やかで、それを見に来るお客さんもいる。」

八ヶ岳倶楽部は宏大な樹林とレストランとギャラリーで構成されている。自然、美味しい植樹、絵画や造形の展示、人間が必要としているモノだ。このコンビネーションが人気の秘密か?

オープン以前にロッジを所有していたが、目標を立て、力仕事をしながら27年かかって造り上げた柳生博さんの生き方が人々を魅了するのだろう。

柳生博さん、満80歳、元気だ。

 

<ステージ屋根の日本ミツバチ養蜂箱>

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<倶楽部内の白樺樹林にて>

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