政府主催の全国戦没者追悼式で天皇陛下万歳の声。それに続く大きな拍手。
本日午前11時51分より日本武道館で政府主催の全国戦没者追悼式が挙行された。内閣総理大臣の式辞の後、正午の時報と共に黙祷、続いて天皇陛下のお言葉があった。
衆・参両院議長、最高裁長官、ご遺族代表の追悼の言葉が続いた。それを区切りに天皇皇后両陛下が退席なされようとした時、会場の一角の遺族席から「天皇陛下万歳」の声。それがきっかけになり、大きな拍手が続いた。
さすが国会議員や各省幹部席からは自制して拍手が続かなかったが、まことに異例なことだ。決して熱狂的ではない、暖かい遺族席からの心のこもった力強い拍手は、天皇陛下が退位の意向を示されたビデオスピーチの影響か。
国民統合の象徴たる天皇陛下のご存在を、如何に親しみをもって国民が受けとめているかの表れだ。
自然なハプニングだったが、暖かい空気に包まれた一刻だった。
<全国戦没者追悼式の会場にて>
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