安倍総理の改憲発言は、行政府の長としては国会に対する介入だと共産党~議院内閣制ではあり得ることだと思いますと参考人の東大教授
昨日、衆議院憲法審査会が開催され、プライバシー権や環境権等、「新しい人権」条項を憲法に書き込むべきか否かについて、大学教授、専門家等から参考人としてご意見を伺った。
続いて各党代表の質疑になったが、共産党の委員から「安倍総理が民間の集会にメッセージを送り、憲法9条の改正に言及したのは問題だ。憲法改正の発議は国会がするのだから、行政権の立法府への介入だ。どう思うか」との質問があった。
参考人の宍戸東京大学大学院法学政治学研究科教授は、「議院内閣制をとっているので、多数党が行政権を担い、党首が総理になるのが普通。国会議員の政党の党首が改憲について発言するのは、格別問題はない」
学者らしい、もっともな意見である。「新しい人権」をテーマに開かれた憲法審査会参考人質疑で、共産党委員が安倍首相の改憲発言問題を取り上げた時は、「テーマが違うぞ」、「失礼だ」などのヤジが飛んだが、参考人の明解な答弁に拍手がおきた。
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