G7に参加していないロシア・中国・インド(招待国)をはじめグローバルサウスと呼ばれる国と、どう向き合うか?まさに安倍晋三元総理の主張した“戦後レジームからの脱却”の象徴がG7サミット広島だ
第二次世界大戦後の世界秩序を決めたのは1945年2月のヤルタ会談であり、さらにこれを受けた1945年7月26日のポツダム会談と宣言です。いずれも、米・英・ソ・支(蒋介石の中華民国)が主要な役割を果たした。ポツダム宣言をみると、冒頭に「米・英・支三国宣言」と記されています。
以来78年の歳月が流れ、今や人口第一位の国はインド、第二位が中国、第三位が米国、以下インドネシア、パキスタン、ナイジェリア、ブラジル、バングラデシュ、ロシア、メキシコと続きます。G7に参加していない国々で、とりわけ中国・インドが世界政治のメインプレイヤーになりつつあります。まさに世界構造が、第二次世界大戦後に大きく変化しているのです。
安倍晋三元総理が第一次安倍内閣で“戦後レジームからの脱却”を掲げた時、「歴史修正主義者」と批判されましたが、すでに世界の政治・経済・文化等の基本構造が変化しているのです。
原爆被爆地広島のG7サミットに集まったことをきっかけに、新しい世界の動向に着目すると共に、日本が戦後レジュームから脱却し、力強く国造りを進めるきっかけにしたい。
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