直言!土屋正忠のブログ

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こども保険を「こども未来基金」に改め、労働保険に上乗せして財源とする

小泉進次郎氏のグループ提案の「こども保険」は、子育て、教育の財源を労働保険に付加するという画期的なアイディアである。

しかし、この案が評価されつつも拡大しないのは、負担する側の経済界の消極的姿勢と共に、受益する側の「子育て・教育」側に「保険」というネーミングに心理的抵抗があるからだと思われる。

「保険」は不慮の事故に備える加入者の共済制度であり、「こどもの誕生」、「成長」、「教育」は不測の事故か?という気持ちが底流にある。こどもを授かったことは、両親にとって喜びであると同時に社会全体にとっても喜びである。長じて労働力として活躍することを考えると、経済界にとっても大きな恩恵を受けることになる。

子育て・教育は、国の根幹行政であり、国家で租税を中心に様々な財源が確保されてしかるべきである。

小泉進次郎氏グループの提案は、将来の労働力育成のため主として企業・経済界が積極的に子育て、教育資金を負担していくというもので、極めて合理性があると考える。

そこで、「こども保険」を「こども未来基金」と名称を改めて創設し、その財源を経済界の協力を求めていくべきである。経済界も総理の働きかけで3,000億円負担することに合意したのだから・・・。

中央大学の佐々木信夫先生の授業で特別講義をした。加計学園問題とジャーナリズム、トランプ・プーチン・習近平・金正恩など力の政治等90分にわたって講義した

12月19日中央大学の佐々木信夫先生に招かれて90分の特別講義を行った。階段型の大教室で150名の学生が熱心に聞いてくれた。

1.加計学園問題の報道からジャーナリズムの衰弱について

①地元今治市と愛媛県が18歳人口を地元に定着させるために15年にわたって大学を誘致し、地元負担金として96億円も出すことを市議会が議決した。

②加計学園以外に地元の要望に応えてくれる学校法人はなかった。

③加戸元愛媛知事が国会で参考人として上記事項を証言したにもかかわらず、朝日・毎日は全然報道しなかった。

国会での証言を無視する危険なことだ。フェイクニュースが話題となった1年だが、大手の新聞社がこのような片寄った報道をするのでは民主主義の危機でもある。

2.憲法改正で教育の無償化を憲法に書き込むことの是非。

今は小・中学校教育を義務教育と定め、子どもは教育を受ける権利、保護者と国は子どもに受けさせる義務を課している。それを高等教育まで範囲を拡大し憲法に規定すれば高等教育まで義務化するおそれがある。

高等教育は自由に学ぶところであり、学ぶ義務ではない。経済的な理由で進学出来ない場合は、奨学金制度で助成すべき。

3.トランプ大統領、プーチン大統領、習近平国家主席、金正党委員長など露骨に力の政治をすすめる指導者が揃った。日本はどうするのか。

4.日本に来日する外国人は年間3000万人に迫っている。戦後68年たった2013年に初めて1000万人を超えたのが、たった4年で3倍だ。急激外国人の訪日の原因と影響と対策を述べた。

5.天皇陛下のご譲位が平成31年4月30日と決定されたが、その後の皇位継承はどのようになるか?

以上、5項目について見解を述べ、3年生は最上級生へ、4年生は社会人として出発する際のヒントとして活用して欲しいと結んだ。

中央大学にて講義を行う

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選挙後初めて背広を脱ぎ、野川公園を2時間散歩―都の公園緑地部はエライ、自然樹形を保った林を保存している

昨日、午前中は挨拶廻り、東久留米市長選挙で並木候補の陣中見舞い。午後、背広を脱ぎ気分転換、15時から小金井市と三鷹市にまたがる野川公園に出掛けた。

10月22日の衆議院議員選挙以来、初めて背広を脱ぎ、リラックスして歩いた。武蔵境から多摩川線で二つ目の多磨駅で降りて、野川公園を歩く。

青い空の下、欅、銀杏、プラタナス等が葉を落とし、地面は様々な美しい落葉で埋まっている。常緑樹の松や檜が時折、アクセントを付けている。落葉した大木は天空に向かって四方八方に枝を伸ばしている。葉が重ならなく、太陽を存分に受けられるように、拡がっているのを見ると自然の造形の精妙さを感じる。垂れ下がった桜の枝をよく見ると、まだ固いが蕾がしっかりと付いているのが分かる。

東八道路を渡り、野川の岸辺に立つと鴨が数十羽泳いでいる。北側の崖の上の国際基督教大学が、自然の保護のためのバリアとなっていて、崖線から幾筋かの湧き水が流れ出している。野鳥の観察コーナーもある大木を見ながら考えた。この銀杏は少なくとも100年以上は経っているのに違い無い。私より長く時代の移り変わりを見て来たのだろう。

それにしても都の公園緑地部はエライ。大木の林をさり気なく残した事だ。造園員の皆様、頼むぜ! 茜色に染まった景色を見ながら。

ゴミ処理場の整備費1000億円、PCB対策やマイクロプラスティックの海洋汚染防止を―平成30年度環境省予算説明で

平成29年度補正予算と、現在編成中の平成30年度予算のゴミ焼却場・処理場の更新予算が、合計1000億円との説明。全国の地方自治体の要求に十分応えられるのかと念押しした。

バーゼル条約によって、PCBが全面禁止されて日本も目標を立てて回収事業に取り組んでいる。しかし、PCBはコンデンサー等に含まれるため、一件ごとに調査しなければならず作業は膨大だ。全国の指定処理場は五箇所、そのうち北九州市の施設が来年約束の期限が過ぎる。このままの体制で大丈夫かと質問。

海洋のプラスチック汚染が世界的に大問題となっている。波や太陽によって分解した5mm以下のマイクロプラスティックは、魚貝類が摂取して長期的に自然と生態系に重大な影響を及ぼす。伊勢志摩サミットや、G7、G20でも取り上げられた。CO2の大気中拡散と並んで、重大な事ではないか。河川流出を防ぐと共に、国際連携を強化すべきだと発言。

松下武蔵野市長が、役員の答弁書を棒読みとのこと。新人なのだから、やむを得ないことだ。大事なことは、公の権限を与えられていることを自覚して公正・公平に公務を遂行することだ

市政は長い歴史があり過去の積み重ねだから、新人市長が間違えないよう役人の書いた答弁書を読むのはやむを得ないことだ。

市政を勉強して早く全体像をつかんで、市民のために全力をつくすことだ。

大事なことは、市長は法律にのっとって仕事をし、市を代表する存在なのだから、公務執行にあたって公正・公平を心がけることだと思う。

市民が選んだ市長なのだから。

森林環境税、年1000円を個人住民税に上乗せして課税、国際観光旅客税(出国税)1人1000円、個人所得税・個人住民税は基礎控除を増やし、給与所得控除を減らしフリーランスに配慮

昨日、自・公与党が税制で合意した。日本の国土の80%を占める森林を適正に管理するため、その財源として森林環境税を創設する。

現在、東日本大震災の復興に充てるため、住民税に1000円上乗せしている。平成36年より森林環境税に切り替える。森林環境税は市町村と都道府県に配分し、所有者不明などで放置された森林の適正管理に使う。

国際観光旅客税は出国する外国人3000万人と日本人1000万人に1回1000円を課税し、入国管理の時間短縮ための設備投資や、無料WIFI等、観光資源整備のために使う。新税の総額400億円である。

個人所得税や個人住民税の所得課税は、給与所得控除を1000万円→850万円に引き下げる。その反面、基礎控除を10万円引き上げる。フリーランスの職業についている人等、給与所得控除を受けられない人に対する配慮である。

国税と地方税の方針決定を受けて、平成30年度予算編成が最終段階を迎える。「税は国民代表が決める」。これが1215年のマグナカルタ以来の議会の役割だ(当時は国王に対する領主会議だが)。課税権者である政府が一方的に決めるのではなく、国民主権の原理に基づいて国民代表の自民党が決めるのが伝統だ。

靴屋のマルティン子ども達のクリスマス劇第2話―私達はありあまる物と情報で必要なものを見失っていないか?

クリスマスの児童劇の第2話、小中学生による「靴屋のマルティン」

年老いた靴屋のマルティンは、クリスマスが近いので神様が姿を現すと待ち続けます。

夜やってきたのは母子。明日子どもが教会に行くときに履く靴を修理して下さい。クリスマスに教会に行くためなら、夜なべで直しましょうとマルティン。

翌朝クリスマスの日、外は雪、雪が降る中雪かきの男性が寒さで震えている。家に招き入れ、自分のスープをふるまうマルティン。

次に街で野菜売りの年寄からトマトを盗んだ子どもが捕まった。マルティンは家に帰って自分のお金でトマトを買って与えようとする。その気持ちが野菜売りを動かし、お前もお腹が空いていたのだろうと許される。それに応えて子どもは野菜売りの重い袋を代わりに背負って歩き出す。

見送るマルティン「良かったなあ。でもクリスマスなのに神様は来なかったなあ」と、その時声が聞こえた。「マルティン、見なかったのですか。靴を直しに来た親子、温めてあげた雪かき、野菜売りと子ども、その中に私はいるのです」

子ども達のクリスマス劇を観て考えた。現代の日本はありあまる物と情報の中で、生きるための本当に必要なものから遠ざかってしまったのではと。

「靴屋のマルティン」の劇の原作はトルストイと言われているらしい。

キリストの生誕劇を視てトランプ大統領のエルサレムをイスラエルの首都との発言を深く考えた

児童養護施設のクリスマス会にお招きを受けて、子ども達の演ずるキリストの生誕劇を観た。

幼児と小学生低学年中心の小劇だが、ベツレヘムに救い主が生誕したことを皆が一生懸命演じている。ひたむきな子ども達を見て、ふとトランプ大統領の「エルサレムをイスラエル首都と認定し米国大使館を移す」という発言を考えた。

3年前夏に国会議員有志でイスラエル、エルサレムを訪問した。杉原千畝氏の胸像をホロコースト記念館に贈るためだ。

その時、エルサレムにはユダヤ教の聖地嘆きの壁とキリスト教の聖地聖マリア墳墓教会、少し離れてイスラム教の岩のドームが共存していることを実感したアブラハムを共通の始祖とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教、共通の「救い主」はいないのか?

 

民法(債権関係)改正法の施行日が平成32年4月1日に決まる

本日、自民党政務調査会法務部会が開催されて、民法(債権関係)改正法の施行が平成32年4月1日と法務省より方針が示された。

民法債権編は明治29年(1896年)に民法が制定されて以来、約120年間ほとんど変化が無かった。その間に世の中の発展とともに債権債務の関係が大きく変化したが実務的には一件毎に訴訟が起こされ、その都度判決が積み重なってきていた。

そこで10年前から法制審議会で過去に確定した判断を整理して民法改正案がまとまった。

主たる内容は

①    消滅事項を5年、10年に統一

②    法定利率を5%⇒3%に引き下げ。市中の動向に合わせて変動する制度導入

③    事業用融資の保証制度を経営者以外の保証人については公証人による意思確認

④    定型約款について個別事項に合意したとみなすが相手方の利益を一方的に害する条項は無効と明記

等々である。国民に対するPRをしっかりと述べた。

 

JR中央線三鷹~立川間の複々線事業を早期に実現すべきだ―東京都技監他、幹部に要請

昨日、自民党東京都連合会の都市基盤部会が開催され、辺見都技監、西倉建設局長他、幹部が出席して国会議員に主要事業の説明があった。

私は、
①中央線三鷹~立川間の複々線事業は既に都市計画決定され23年が経過した。鉄道事業として投資効果について種々議論があるのは承知しているが、それを超えて東京都の三多摩振興事業の目玉としてJR東日本と協議を重ね、実施すべきである。国分寺からの西武線、西国分寺からの武蔵野線、立川からの南武線・青梅線、八王子からの横浜線等を繋ぐ、鉄道ネットワークの基本だ。
②東京湾は物流の拠点だ。首都直下地震の時、護岸が壊れたら首都再生はおぼつかない。東京港、川崎港、横浜港、千葉港等と共同で護岸の強化に取り組むべきだ。工事費用は一兆円と試算されているが、国と各港湾設置者との協議・連携を強めるべきだ。
以上、二点を強調した。

ルーマニア、ジョルジィディマ交響楽団レクチャーコンサート、武蔵野、三鷹、小金井、国分寺、国立各市から1000名超のこども達と保護者で大盛況

一昨日、曽我大介指揮者の下、ジョルジィディマ交響楽団のレクチャーコンサートが武蔵野市民文化会館大ホールで行われ、多摩各市から応募した子どもと保護者で1250席のホールは満員となった。

ルーマニアの紹介、楽器のパート毎の紹介、子ども達が参加してトルコ行進曲に乗った行進、指揮者体験等盛り沢山。会場には地元武蔵野をはじめ、小金井、国分寺、国立の市長と三鷹市議会議長等、参加。賑やかで温かい国際交流となった。

jルーマニアのブラショフ市と武蔵野市が音楽交流を始めたのは、25年前の1992年だ。その時、招聘したのが、ジョルジィディマ交響楽団だ。当時はルーマニアの楽団が初めて日本に来たといって話題になった。

以来、市と市民主体の文化交流が続いた。25年後の今年、武蔵野市政70周年を記念して、市がジョルジィディマ交響楽団を招聘した。

ルーマニアは北がウクライナ、南がブルガリア、西がセルビア、東が黒海を挟んでトルコであり、西欧とトルコ・ロシアを繋ぐ要に位置している国だ。これからも自治体レベルの交流を続ける事が大事だ。

「市議会で自席から発言するのです」と松下武蔵野市長、よく聞いたら石原知事を真似て議員の発言にヤジを飛ばすのだという

昨日、武蔵野市の西部コミュニティセンターの開設30周年記念式典があり、出席して祝賀を述べた。

祝賀会の席上、松下玲子市長が「私、自席から発言するのです」と。市長は議員の質問に答弁する時、自席から発言するのが普通なので「?」と思ったら、『自席からヤジを飛ばす』との意味だった。市長就任2カ月で市政の事も、役人のメモを見て発言する新人市長が、議員の発言にヤジを飛ばすとはあまり聞いた事がない。

さらに「石原元知事も都議会でヤジを飛ばしていたから」との発言に、またまたビックリ。石原慎太郎知事は、若くして芥川賞作家になった俊英だ。参議院議員、衆議院議員を歴任し、運輸大臣も経験した。政治の世界では青嵐会を結成し、歴代自民党政権が対外的に弱腰になると叱咤激励した論客であり、好悪はともかく、その存在は誰もが認めるところだ。

その石原知事を、政治的実績がほとんど無く武蔵野市民歴12年の松下市長が真似して、市議会にヤジを飛ばす。そして、それを誇らしげに語る。相当な勘違いだ。

高等教育は国民の権利か義務か?憲法に無償と書くことの是非はそこにある。

自民党の憲法改正案を憶測して、新聞が「大学教育など無償とはせず努力義務とする」と報道。

それに対して、維新の松井一郎代表が公約違反と発言。

忘れてならないことは、憲法に書きこむことは、個別の政策とは異なる、国家と国民の関係で本質的な議論が必要ということだ。

現憲法では「義務教育は無償」と書かれている。国家が親・保護者に対して「子供へ教育を受けさせる義務」を課し、同時に国にも「子供に教育を提供する義務」を課しているのだかこそ『無償』とするなのだ。

それでは後期中等教育(主に高校)や、高等教育(大学など)は義務なのか、権利なのか?国家による強制なのか?自由の領域なのか?そこをきちんと論議して位置付ける必要がある。

私は高等教育は「学ぶ自由」「権利」であり、人間の生き方の根本だと思う。

意欲があるが経済的理由で学ぶチャンスがない人には、“教育政策”として助成策を充実すれば良いので、憲法で無償を書き込むべきではない。

国家の役割が止め処もなく肥大して良いのかという観点が必要だ。

枝野立憲民主党党首は安保法制を憲法違反と決めつけている ―では緊張する北朝鮮情勢にどう対処するのか

安倍総理の所信表明に対して枝野立憲民主党党首は日米が緊密に連携するための安保法制を憲法違反と決めつけた。現状を見ない原理論争だ。

では朝鮮半島有事の際はどうすれば良いのか。それとも朝鮮有事は絶対に起こらないと考えているのか。核ミサイルが実現するかも知れないという情勢をどう見るのか。北朝鮮が射程1万km以上のICBMを開発しようとしているのに米国は黙って見逃すのと思っているのだろうか。

それとも米国に到達しない中距離ミサイルなら米国が容認し、そこで現状固定になるというのだろうか。その場合でも日本は北朝鮮の核ミサイルの脅威にさらされ続けるのだ。

アメリカのパワーが中国を動かし中・朝実力者会議 ―成果は出るのか

中国の習近平国家主席の側近、宋濤(中央対外連絡部長)が北朝鮮を訪問して金正恩労働党委員長の側近、崔竜海(労働党副委員長)と会談した。

北朝鮮は2ヶ月以上挑発活動をしていない。結構なことだが、核放棄するわけでもなさそうだ。ともかくも中朝の各々の側近実力者が情報交換したことは前進だ。

日本にとって一番良い解決は北朝鮮がミサイル搭載可能な核の小型化のための実験を放棄することだ。

安倍政権5年 アベノミクスの効果は相撲の懸賞金にも ―1年間で1万本3億円

今日のスポーツ紙のコラムを読んでいたら、今年の大相撲の懸賞金が合計1万本3億円を超えたという。

記事によると、2006年が5,000本で長らく変化がなかったという。それが、2014年 7,000本、2015年 9,842本、2016年 9,888本、2017年 1万本だ。

武蔵野市議会議員と地域の挨拶回りをしていたが、「この原因わかります?」との問いに「景気が良くなったんでしょうか」の答え。

その通り、安倍政権になって5年弱、株価は2.5倍になったからその反映でしょう、と答えた。

地方議会に人材を入れるために休暇を取って立候補する制度をとり入れたらどうか ―立憲民主の長妻政調会長― 先生、すでに今の制度はそうなっているのですよ

朝のフジテレビを見ていたら地方議会に人材が不足しているという議論を自民党・武見敬三参議院議員、前衆議院議員・若狭勝氏等が行っていた。

その中で立憲民主党の長妻政調会長が「会社に勤務していても休暇を取って立候補できるようにすべきだ」と発言していた。最大野党の政調会長でも地方自治制度を知らずにこの程度の認識なんだなあと改めて思った。

権力行使を直接行う国家公務員や地方公務員一般職を除いて民間の会社員は在職立候補を認められているのが現在の制度である。

公務員でも現業職なら非権力的行使の担い手として在職立候補が認められ、当選した場合は退職、落選したらまた元の職場に復帰できるのである。ましてや民間会社の場合には立候補のため休暇願を出してもその人物の公民権行使の保障ということで当然会社は認めなければならないのである。この制度はすでに50年近い歴史がある。

地方議員になり手が不足しているのは、議員としての与えられた権限の問題(大統領制の首長の権限が極めて強い)身分が不安定、待遇が悪い、等々の様々な問題が複合していて地方議員は魅力に欠けるのが真の理由なのだ。

口では地方自治の重視と主張してもこの程度の認識では困りますよ、長妻先生。

新税・観光促進税(仮称)いわゆる出国税の創設と、生産緑地の相続税の猶予と固定資産税の農地課税等了承―自民党政務調査会国土交通部会で

朝の国土交通部会でいわゆる出国税創設が了承され、自民党税制調査会に提案することとなった。

日本人が海外に渡航するために出国する場合と海外からの旅行客が帰国する際に1人1回1,000円を税として徴収する。日本人プラス外国人合わせて4,000万人なので年400億円の税収が見込める。この税の使途は観光促進のための環境整備に使う。外国ではほとんどの国が導入済だ。

 

都市の中にある生産緑地をこれからも維持保存するために、都市農地の税制が活用充実される。

①     生産緑地の対象を500㎡から300㎡引き下げる

②     他人に賃借しても農地として使用していれば生産緑地として認める。

その上で生産緑地に適用される相続税猶予を継続したり、固定資産税、都市計画税の評価を宅地並みではなく、農地並みに据え置く。新しい都市農業保全策だ。

 

いずれも国土交通部会で了承され、自民党税制調査会で審議されることになる。

 

気持ちのいい朝、地下鉄で親子連れにさっと席を譲った男女

四谷から地下鉄南北線で永田町自民党本部へ向かう。

3歳と1歳未満の乳児を抱き、バギーを持った若いお母さん。通勤なのかな。

電車が着くとバギーを片手に子どもを片手に乗り込む。すると座っていた20~30代の男女が各々別々に立ち上りさっとさりげなく席を譲った。

いいね。車内に爽やかな空気が流れた朝だ。

トランプ旋風が日本・韓国・中国、ベトナム、フィリピンに吹きまくった。-米国の軍事力と経済力が背景だ

トランプ大統領の言動は堅苦しい儀礼抜きで、外交関係の所作としては極めて異例だ。さらにツイッター連発して牽制する。西部劇の主人公のマッチョを彷彿とさせる。このような奔放な所作は世界一の軍事力と経済力を背景にしているから可能なのだ。

外交力の背景はまさに軍事と経済が中核をなしていることを、我々に再確認させた。

『驚いた、予想もしなかった、意外だ』と落選をなぐさめてくれる声-お礼もかねての街の会合に丁寧に出席-これからどうする。

総選挙から3週間、この間、自民党本部や各省へのあいさつ。

衆議院議員会館からの撤収、秘書の再就職先と慌ただしく過ごしている。

府中、小金井、武蔵野3市の挨拶回りとお礼を兼ねて、予定されていた集会には全部出ている。

各地のコミュニティセンター、文化祭、農業祭、学校の文化祭、武蔵野市政70周年、音楽祭、幼稚園、青空市、県人会など会場で出会う人々が異口同音に、驚きと慰めの言葉をかけてくれる。

府中市の文化祭で「私は元気です」とスピーチ。武蔵野、小金井の選挙対策本部の解散会で「日本の政治家は楽だ。落選しても殺されることはない。」「バッヂを外しても政治家はやめない。生涯現役。」とご挨拶。

子ども連れの若い人、女性、青年、中年、壮年の皆様からの声。ありがたいことだ。

さあこれからどうする。

先週から二階派「志帥会」に入会が認められた。

孟子曰「志は気の帥なり」からつけた政策勉強会の名前の通り、国家国民を思う格言だ。「志」がある限り現役だ。草の根の国民の心を第一に。

この3週間に、山形県酒田市に一泊で講演会、消防団の研修会でのスピーチ。市民相談3件、若手弁護士2名から政治について意見を求められる。

「安倍自民党は勝った。私は枝野台風に流された-日テレBS番組で」

10月31日、日テレBS番組「深層NEWS」に出演した。タイトルは「落選者の本音」出演者は、若狭勝氏(希望の党)浅尾慶一郎氏(無所属)私の三名。最初に一言フリップに書くコーナーで「安倍自民党は勝った。私は枝野台風に流された」と書いた。

 

雨の中の選挙期間中、大勢の方たちと対話交流をした。街頭演説も100回近く行い、手ごたえもあった。支援者のみんなもよく戦ってくれたが、立憲民主党の枝野台風に最後に浸水された印象だ。

 

枝野代表の主張は、「私達は保守」「草の根からのボトムアップ」ということらしいが、内実はともかく選挙民の共感を得たことになる。立憲民主党の急速な伸びを把握できなかった私の判断ミスもあったが、熱心にご支援いただいた方々の期待に応えられなかったのは申し訳ない気持ちで一杯だ。

 

総選挙から2週間が経過した。府中・小金井・武蔵野市の地元支援者へのご挨拶まわり。自民党本部や国会議員の皆さんにご挨拶。議員会館からの撤退等、慌ただしく過ごしています。合わせて三市の地域の集まりにも顔を出すと、いたるところで「残念だったわ」「頑張って」「これからも私たちを見守って下さい」等々、温かい声を掛けて頂く。有難い、これからだ。

 

本日、トランプ大統領が初来日。安倍総理とトップ同士信頼関係を強めることが、日本の安全保障にとって必須のことだ。北朝鮮をめぐって、表面は穏やかに、裏面で緊迫した日々が続くことだろう。

選挙の神様が立憲民主党に微笑んだ‐最大敗因は私自身の事態への認識の甘さ。

勝ちは不思議な勝ちがあるが、負けには不思議な負けはないとかつての南海ホークス・ヤクルトスワローズ・楽天イーグルスを率いた野村克也監督の名言だ。

1046票差で負けた衆議院選挙の結果を分析すると様々なifはあるが、最大敗因は私自身の事態への認識の甘さだろう。最後の3日の事態の急迫だが、気づいてきちんと対処すべきだった。

枝野・立憲民主党代表の演説があれほど人を動かすとは。

選挙中はダイジェストで見る程度だったが、終わってから何人もの方から言われた。希望の党の立ち上げ、前原民進党の一括合流、小池代表の選別排除発言、それに危機感をもった枝野氏、菅氏、海江田氏などの立憲民主党の立ち上げ。有権者の同情と安倍一強批判が功を奏した。

私達の陣営は、府中、小金井、武蔵野の各市単位で、かつ連携して戦った。青年から壮年まで男性も女性も皆良く頑張ってくれた。

小さなこども連れの若い世代や、障碍者の皆さんと街中で対話を交わし連携を深めた。気持ちの良い手ごたえのある12日間だった。

しかし最後の場面で勝利を得ることができなかった。

本日27日、武蔵野市で選挙報告会があり300名もの方が駆けつけてくれた。

「皆さんの厚いご支援に感謝!感謝!おかげ様で私は元気です。公共のためにこれからも力を尽くします。生涯現役、みなさんも持ち場、持ち場で世の中に尽くしましょう。」と御礼のスピーチをした。

12日間、雨に打たれたが街頭遊説も90回を超えた。三市のボランティアが大勢参加してくれた、ありがたい。

朝、三鷹駅で雨の中50人以上と握手。土曜日なのに凄い人出だ。

昼、武蔵小金井駅で山東昭子参議院議員来援。夜、府中で雨の中最終演説300人以上が駆けつけてくれる。」

12日間、雨に打たれたが街頭遊説も90回を超えた。府中、小金井、武蔵野の三市の市議が日を追うごとに燃えて、フル回転さらに三市のボランティアが大勢参加してくれた、ありがたい。やるべきことは全部やった。