直言!土屋正忠のブログ

直言!土屋正忠のブログ

「信なくは立たず~舛添知事、退職」

本日付けで、舛添知事が退職だ。舛添さんと初めて出会ったのは、十数年前の彼が東大助教授時代である。

2000年に介護保険制度が導入されることになったが、私は武蔵野市長として現場から、介護は税でやるべきと「保険制度」反対を発信していた。

舛添さんは少壮の国際政治学者であったが、お母さんの介護をされた経験から、介護の社会化に注目して発信を始めていた。

機会があって2時間にわたって対談し、この対談はのちに舛添さんの著作集の中に取り上げられた。

平成17年、私が衆議院議員に当選して間もなく、舛添さんは参議院議員となり、様々な変遷があったが2年前の都知事選挙でも応援した。

舛添さんは、理詰めで考えるタイプなので、今回の一連の指摘事項も「自分は違法なことはしていない」という心境なのだろう。

民主主義社会は、政治活動の自由を最大の価値の1つと考えているので、政治資金規正法では使途については緩やかな規制しかない。確かに政治資金による買い物は違法ではないのだが、不適切と人々が感じたら為政者に対する信頼は失われる。

為政者のたたずまいと説く「論語」の中で、孔子は弟子の子貢の問いに答えて、政治に必要なものは三つあり、十分な食糧、十分な兵、そして民の信頼だと述べる。

子貢がさらに三つの優先順位を聞くと、まず兵を捨て、次に食糧を捨てると。食糧がなければ人は死ぬが、昔から誰にでも死はあるとまで言い切る。

そして民は信がなければ安定しない、「信なかずんば立たず」と。(論語巻六顔淵第十二)

権力をもった為政者が民の信頼を失った時は大混乱、極端になれば中東ISの出現となるということなのだろう。

次の都知事になる人は「信なかずんば立たず」で行って欲しい。

「昭和20年3月10日の東京大空襲、3時間で10万人の人々が犠牲になった。国で慰霊碑を建立するべきだとの陳情」

総務省の公務の中に、恩給や戦災被害者の慰霊という仕事がある。

都内下町にお住まいのTさん87歳は、東京大空襲によってご家族3人か犠牲になったことを深く心に刻んで、国で慰霊碑を立てるべきだと度々陳情されている。

全国で米軍の空襲を受けた都市は113。各々の市でなんらかの慰霊碑がある。

広島、長崎、沖縄には、各々平和を祈念する公園があるが、いずれも市や県が建設し、慰霊碑も地元自治体が建てたもので、国が建てたものではない。

東京都では墨田区の横網町公園をつくり、そこに慰霊施設をつくっている。

しかしTさんは、

①  横網町公園は元陸軍被服廠跡地であり、大正12年関東大震災で5万人を超える人が亡くなった慰霊堂が先に出来た。

②  昭和20年3月10日の戦災の追悼施設は、あとに出来たものであり、一番の被害があったのは墨田区ではなく江東区だ。

③  国家が戦争をしたので、国が慰霊碑を立てるべきだ

との強い主張を述べた。

副大臣室で、松島みどり衆議院議員立ち合いでお目にかかった時は、丁寧にご説明をして、国立の慰霊碑はどこにもないこと、歴史に定着した事柄を、戦後70年の今改めて、国立の施設をつくることは困難と申し上げた。

そして改めて「紋切り型」の回答ではなく、私の名前で総務省の見解を差し上げるお約束申し上げた。少し納得されたようだ。

本日午後、墨田区の横網町公園の関東大震災と東京大空襲の追悼慰霊施設を関係職員と共に訪問し、心からの慰霊を祈念した。

関東大震災は天災、東京大空襲は米国による周到に準備された戦争被害だが、2つの事変に共通するのは被害の凄惨さと甚大だ。焼野原とおびただしい遺体をみると今日でも心に迫るものがある。

これらの日本民族の受難の歴史を風化させず、若い世代に伝えていきたい。

今日の現地視察をもとに、Tさんにお手紙を差し上げたい。

IMG_2742

<東京都復興記念館にて>

IMG_2743

IMG_2755

【2016年6月21日(火) 副大臣公務日誌】

(午前)

(議員会館にて)

●今般のマイナンバーカード発行に係るJ-LISの対応について(レク)

●行政書士総務大臣表彰式表彰状授与式について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

(午後)

(東京都横網町公園にて)

●東京都慰霊堂及び東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑を視察

「脚本なしのガチンコ討論~”国民対話 in 小金井” 雨の中、130名が参加」

稲葉前小金井市長と有志の呼びかけで、「国民対話 in 小金井」という政治集会が昨夜開かれた。

この集会のユニークなところは、第一部が私の国政報告会「熊本地震と安倍内閣」45分。第二部で、国民対話として会場からの国政に関して意見を聞き、それに対して私が答えるという一問一答の形をとったことだ。

脚本なしのぶっつけ本番で2つの心配があった。1つは、私が答えに窮して立ち往生すること。もう1つは、誰も意見が出ないことだ。おかげ様で会場からは、5名の方が意見を開陳してくれた。

①  野党は戦争法案などとレッテル貼りをしているが、どうやって日本を守るのか。

②  慰安婦問題で、岸田外相は10億円の基金の拠出を決めたが、日韓条約で100億ドル(3兆円)を韓国に支払っている。また韓国内に日本が整備した都市施設の所有権放棄をしている。憲法98条(条約遵守義務)に違反しているのでは。

③  熊本地震で罹災証明の発行が遅れている。また全壊、半壊、一部損壊があるが、それでは家を再建出来ない。

④  18歳選挙権が今夏の参議院選挙から始まるが、他の法令は成人年齢が18歳まで下がるのか。

⑤  医療費の高騰が問題だが、日本の入院日数は欧米と比較すると倍ぐらい長い。長く入院すると寿命が短くなる。これらをどう解決するのか。

等々、様々に意見が出た。2時間あまりにわたる集会で眠る人はいなかった。終了後に、「よかった。またして欲しい」との声がいくつかあって激励された。

image image image

【2016年6月17日(金) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(副大臣室にて)

●日本消防協会新正副会長就任の挨拶を受ける

IMG_2705

●総務省幹部の人事異動に伴い、桜井前次官、佐藤新次官ら幹部の挨拶を受ける

●東京都慰霊堂及び東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑の視察について(レク)

●総務省組織令の一部改正について(決裁)

●職員の海外出張について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年6月16日(木) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(副大臣室にて)

●南海トラフ地震に対する緊急防災対策促進実行委員会を代表して、愛知県大村知事、大阪府竹内副知事、兵庫県荒木副知事、中部経済連合会三浦常務理事、関西経済連合会出野常務理事・事務局長、大阪商工会議所倉持副会頭ら20名から、緊急防災・減災事業債の平成29年度以降の存続について要望を受ける

IMG_2695  IMG_2701

●マイナンバーカードの交付計画について(レク)

●コミュニティ放送の更なる充実について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年6月15日(水) 副大臣公務日誌

 (午後)

(副大臣室にて)

全国戦災犠牲者の慰霊碑建立について要望を受ける

(松島みどり衆議院議員同行)

三菱自動車の燃費値不正問題に関する当面の予定と今後の対応 について(レク)

特定国立研究開発法人による研究開発等を促進するための基本的な方針について(レク)

マイキープラットフォームによる地域活性化方策について (レク)

 (総務省第1特別会議室にて)

個人番号カード・公的個人認証サービス等の利活用推進の在り方に関する懇談会(第4回)に高市大臣、輿水大臣政務官、古賀大臣政務官とともに出席

IMG_2684

(副大臣室にて)

全国過疎地域自立促進連盟から溝口会長(島根県知事)、石垣副会長(岡山県新見市長)、絲原副会長(島根県議会議長)、堀井副会長(広島県庄原市議会議長)らから、平成29年過疎対策関係政府予算・施策について要望を受ける

IMG_2689

●種々打合せ(日程、報告等)

 

 

 

 

 

【2016年6月14日(火) 副大臣公務日誌】

 (午前)

(ホテルグランドアーク半蔵門にて)

平成28年度全国行政相談委員代表者会議に出席しご挨拶

(議員会館にて)

●種々打合せ(日程、報告等)

IMG_2680

【2016年6月13日(月) 副大臣公務日誌】

 (午前)

(副大臣室にて)

●全国行政相談委員代表者会議について(レク)

●コミュニティ放送の更なる活用について(レク)

(午後)

(副大臣室にて)

静岡県議会の森竹治郎議員、静岡県松崎町の齋藤町長、稲葉町議会議長、西伊豆町の藤井町長、堤町議会議長から過疎対策事業債について要望を受ける

(岩井茂樹参議院議員、牧野たかお参議院議員同席)

IMG_2670 IMG_2674

森雅志富山市長と面会

職員の海外出張について(決裁)

日本郵政株式会社の取締役の選任決議に係る総務大臣の認可について(決裁)

NTT持株会社の役員選解任の決議に関する総務大臣認可について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

 

 

「府中市流鏑馬(やぶさめ)とマルシェ」

大國魂神社の境内で流鏑馬が行われた。

木曽から日本種の木曽馬が馬運車で運搬され出番を待っている。

鷹匠も自慢の鷹を持ち込み武者行列に参加だ。日本の大鷹と外国産のハリアー種だ。日頃は多摩川の河原で鷹を訓練するという。日本固有種の大鷹はオスよりメスの方が大きく、気が荒いという。「人間と同じだよ」と鷹匠がニヤリ。

フォーリス前のけやき並木大通りは車を止めて歩行者天国。様々な店が出店している。この大通りは都道だったが、市道に移管し、歩行者天国も市の裁量でできるようにしたという。賑やかである。

<鷹匠の皆様とともに>

IMG_0064

<日本固有種の木曽馬>

IMG_0070

 

「あじさいまつりと子供天国―府中市郷土の森博物館」

府中市の郷土の森博物館はあじさいが見頃だ。緑あふれた公園で、色とりどりのあじさいが咲き誇っている。

丘陵の公園の真ん中には川が流れている。地下水をくみ上げ又地下に戻しているのだろう。

その上には滝が築かれ、堂々と水が流れている。これは循環式の消毒された水だ。その下流の人工河原には水があふれ、子供達が水遊びで賑わっている。青空の下こども天国

IMG_0281 IMG_0285

【2016年6月10日(金) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(新宿ワシントンホテルにて)

●第124回全国人事委員会連合会総会へ来賓として出席し、祝辞を述べるとともに総務大臣表彰受賞者に対して表彰状を授与

IMG_2653

(議員会館にて)

●種々打合せ(日程、報告等)

 

【2016年6月9日(木) 副大臣公務日誌】

 (午前)

(省議室にて)

第14回定住自立圏構想の推進に関する懇談会へ出席し挨拶

IMG_2624

(副大臣室にて)

●人事案件について(決裁)

●職員の海外出張について(決裁)

●全国戦災犠牲者の慰霊碑建立の要望について(レク)

●福島県におけるNHKラジオの視聴状況について(レク)

●全国人事委員会連合会総会について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

(午後)

(ルポール麹町にて)

●全国自治体病院協議会定時総会及び自治体立優良病院表彰式へ大臣の代理としての出席し、総会で祝辞、表彰式で表彰状授与

IMG_2634

IMG_2644

 <大臣表彰受賞病院と記念撮影> 

「無許可民泊反対だ。東京オリンピック・パラリンピックに民泊が必要なら、半年間と期間を区切って、市区町村登録制で対応可能」

全国旅館ホテル生活衛生組合主催で、無許可宿泊施設撲滅大会が京王プラザホテルで開催された。

旅館業法違反の民泊紹介がインターネットを通じて世界的に行われており、日本も3万件超える登録があるという。

旅館・ホテルが客を宿泊させるためには、衛生状態が良好、火災に対する備えがある、客の身元が明らかなど様々な基準があり、保健所や消防署がチェックして必要があれば警察も宿泊者名簿を閲覧出来る。

ところがインターネットで部屋の紹介は宿泊客が誰なのか不明のうえ、部屋の衛生状態も明らかではない。

またマンションなどの一部屋を提供した場合、騒音やゴミ出しなど近隣苦情も絶えない。

昨年のパリのテロ事件では、民泊がテロリストの隠れ家として使われた。

これだけ問題のある無許可の民泊を合法的なものにしようとする動きがある。

その大義名分は「外国からの訪日客に宿泊施設が不足」「東京オリンピック・パラリンピックではどうする?」というものだ。

私は東京オリパラを違法民泊の口実にすることに極めて疑問だ。

東京オリパラはーには、期間限定で市区町村に登録する「東京オリパラ民泊」をつくれば良いと主張している。

今日の大会でもそのように申し上げた。

IMG_2618 IMG_2622

 

「自分の頭で考える、自分の足で歩く、自分の財布を使う、これが長持ちのコツです―全国青年市長会総会でスピーチ」

本日午後2時全国青年市長会会議が開催され、出席。後輩の市長の皆さんに政治家として長期間働く秘訣を語った。

 一に健康

二に高い志

 市長職は権限が集中する様々なタイプの人間が近づいてくる。誘惑や落とし穴に落ちず頑張るためには高い志を維持することが不可欠だ。

 高い志を維持するために私は次のことをモットーに武蔵野市長を22年務めてきたとして「自分の頭で考える」「自分の足で歩く」「自分の財布を使う」と述べた。

 全国青年市長会は昭和63年に結成された。50歳未満で当選した市長が入会資格、49歳で当選したらその任期の53歳まで在籍し、後は卒業だ。JC方式の卒業のある市長会だ。

 私は創立当時のメンバーで第4代目の会長を務めた。全国市長会が国の各省庁と対抗し行政の在り方や税制、財政の充実など網羅的な議論をするのに対して、青年市長会は時々のテーマに絞って会員自由に発言し、時には各大臣に提言する役割だ。

 30代40代の若い市長だけに各々のドラマと各々の悩みをかかえている。本音で語り合うのも青年市長会の魅力だ。

 青年市長会から国会議員となったのは自民党参議院のまとめ役溝手顕正氏、岩城光英法務大臣等、10数人を数える、持続する志で各々国家国民のために力を尽くしている。

 頑張れ現役の青年市長!!

 

<全国青年市長会 意見情報交換会にて>

IMG_2600

【2016年6月7日(火) 副大臣公務日誌】

 (午前)

(副大臣室にて)

●在外選挙人名簿登録者数の増加施策に関する質問主意書について(決裁)

●海外における投票環境の整備に関する質問主意書について(決裁)

●就職氷河期世代の実態把握と雇用政策に関する質問主意書について(決裁)

●全国自治体病院協議会平成28年度定時総会及び自治体立優良病院表彰式について(レク)

●全国戦災犠牲者の慰霊碑建立の要望について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「プロバスケットボール Bリーグ今春発足~初代のチャンピオンをめざせ トヨタアルバルク」

昨夜、府中市をホームタウンとする実業団バスケットチーム、トヨタアルバックの感謝の集まりがあった。

アルバックはリーグ戦で度々優勝した実力チームだが、今シーズンは残念ながら3位にとどまった。

今秋からはプロバスケットボールBリーグが発足し、「ALBARK TOKYO」として再出発するという。

トヨタのバスケットボール部から独立、トヨタアルバック東京株式会社が経営主体だ。頑張れ、アルバック。

Bリーグは、プロ野球、プロサッカーに続いて第3のプロリーグとして定着するか。

IMG_0266 IMG_0280

 

【2016年6月6日(月) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(副大臣室にて)

●南海トラフ地震による超広域災害への備えを強力に進める9県知事会議を代表して、尾﨑高知県知事から緊急防災・減災事業債の恒久化について要望を受ける

●公共サービス改革基本方針の一部変更について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

IMG_2593

【2016年6月3日(金) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(副大臣室にて)

●全国市長会関東支部並木羽村市長から、社会保障・税番号制度の円滑な導入について要望を受ける

IMG_2587

●福島県井関柳津町長、矢澤三島町長、馬場昭和村長から、ラジオ難聴エリアの解消支援について要望を受ける(菅家一郎衆議院議員同席)

IMG_2583

●中核市の指定に関する政令の一部改正について(決裁)

●熊本地震を踏まえた参院選の対応について(レク)

●平成27年国勢調査に基づく衆議院小選挙区の区割り改定についての今後の流れについて(レク)

●熊本地震被災自治体の参院選に向けた対応について(レク)

●第14回定住自立圏構想の推進に関する懇談会について(レク)

●平成28年度版情報通信白書(案)について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年6月2日(木) 副大臣公務日誌

 (午前)

(総理官邸にて)

副大臣会議に出席

IMG_2582

(議員会館にて)

●市販の無線機器が発する電波に関する質問主意書について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

 

「安倍内閣不信任決議案が野党4党共同で衆議院に提出された―大差で否決の予定」

岡田民進党代表の不信任の理由は

  1. アベノミクスの失敗による生活の破壊と格差貧困の拡大
  2. 立憲主義と平和主義を否定
  3. 国民の声に耳を傾けない強権的な政治を挙げている

 各新聞世論調査の内閣支持率はいずれも50%近くであり、上昇している。

 現実を見ない観念論のように思える。だんだん共産党の主張に近づいているのでは?

 

<衆議院本会議にて>

image

image

 

【2016年5月31日(火) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(総務省省議室にて)

「地方公共団体における多様な人材の活躍と働き方改革に関する研究会」第1回会合へ出席しご挨拶

IMG_2549

(議員会館にて)

全国民間空港関係市町村協議会の藤原会長(兵庫県伊丹市長)から航空機燃料譲与税の維持・確保について要望を受ける

IMG_2553

●外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税等に関する法律施行規則の制定について(決裁)

●各省庁における公共調達への参加について(レク)

●災害時情報伝達手段の多重化について(レク)

●未来を拓くICT展示会in霞が関を視察

IMG_2562 IMG_2567

●種々打合せ(日程、報告等)

(衆院内にて)

衆議院本会議に出席

「建設現場の事故を失くそう―日本建設職人社会振興議員連盟」

毎年建設足場から墜落死する人は200名を超える、建設現場全体では300人を超えている。この事故を少しでも防ぎ少なくする、これが関係者の悲願だ。

建設職人の安全と地位向上を目指す連盟が、日本建設職人社会振興連盟で元警察庁長官の国松孝次さんが会長だ。

この連盟を応援する議員連盟が結成され、超党派の282名の議員が参加している。「建設職人の安全と地位を向上させる改革推進基本法」制定に向けて取り組んでいる。

 

<決起の集い会場にて>

IMG_2543

 

 

【2016年5月30日(月) 副大臣公務日誌】 

(午後)

(KKRホテル東京にて)

平成28年度東京行政相談委員懇談会、全体会議に出席してご挨拶

 IMG_2534

(議員会館にて)

特定信書便事業について(レク)

●消費税率の引き上げについて(レク)

●マイナンバーカード交付促進支援チームについて(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「オバマ大統領の広島訪問―静かなる内省の波紋」

27日のオバマ大統領の広島訪問は日本国内と世界中に静かなる「内省」の波紋を広げている。

オバマ大統領は8年前の就任間もない2009年4月5日、プラハで核廃絶を訴えた演説を行ない、それがきっかけでノーベル平和賞を受賞した。

しかし、2009年12月10日ノルウェーのオスロでのノーベル平和賞受賞演説で「正しい戦争、正しい平和」と題して、非暴力のインドのガンジーや米国のキング牧師を称賛すると共に非暴力ではヒットラーの軍隊を止められないと、米軍の最高司令官であることを内外に明らかにし、一部から平和賞受賞演説ではなく戦争演説だ等と批判された。オバマ大統領はまさに大統領職になったのだ。

世界を圧倒する軍事力の最高司令官として7年半様々な事態に遭遇してきたオバマ大統領。とりわけ最近は、北朝鮮金正恩最高指導者が核実験の強行と行使を言明したり、さらにウクライナ・クリミア問題ではロシアのプーチン大統領が「核使用も選択肢として考慮した」との主旨の発言を繰り返す。核が封印された兵器から現実的兵器へ近づいた感がする昨今の国際情勢だ。

オバマ大統領の広島訪問は、日米の和解の象徴であると共に、世界へ向けたメッセージに思える。オバマ大統領は演説の中で「道義」という言葉を使ったが、これはノーベル平和賞受賞演説の中での次のような一節を思い出す。

非暴力ではヒットラーの軍隊を止められないとした上で「ガンジーやキングを忘れたら道徳の羅針盤を失う」と人類の道徳心を訴えている。

安倍総理のスピーチや立ち居振る舞いが、抑制的で実に素晴らしかった。世界史に残る出来事をつくり出した当事者として、日本国の総理として一段と高みに立った。オバマ大統領の広島訪問実現に力を尽くしたケリー国務長官、ケネディ大使、日本側の岸田外務大臣を始めシェルパの皆さんのご労苦にも感謝したい。

新しい時代の始まりだ。

※オバマ大統領のプラハとオスロ―の演説は岩波新書三浦俊章編訳「オバマ演説集」より抜粋

【2016年5月27日(金) 副大臣公務日誌】

(午後)

 (副大臣室にて)

●熊本地震被災地へ応援派遣されていた兵谷内閣官房内閣審議官の訪問を受ける

消費者物価指数(全国平成28年4月分)について(レク)

●平成28年度行政相談員全体会議について (レク)

●「地方公共団体における多様な人材の活躍と働き方改革に関する研究会」設置について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「雨も天の恵みだが美しい伊勢志摩の風景をG7の首脳の皆さんにお見せしたい」

 天気よ回復せよ!霧が晴れて陽が差し込む美しい伊勢志摩の風景を見たら、日本が一番と好きになるだろう。

 G7首脳にとって伊勢志摩はどのように心に残るのだろうか。

 明日はオバマ大統領の広島訪問だ。

 

【2016年5月26日(木) 副大臣公務日誌】

(午前)

 (副大臣室にて)

福田川崎市長から国と地方の税財源分配の見直し、県費負担教職員の給与負担等の指定都市への移譲に係る適切な移行措置について要望を受ける

IMG_2514

●種々打合せ(日程、報告等)

「大関は強い人がなる。横綱は宿命だ。~白鵬の言葉」

稀勢の里を倒した13日目の取り組み後の言葉。

ここまで言い切れる心境に達するまで、どれだけの苦労があったのだろうか。

横綱昇進10年。八百長問題に揺れる角界を背負ってきた。

八百長が発覚し、自粛して本場所を中止した時

「こんなことで伝統の大相撲を失くすわけにはいかない」と悲痛な思いを語ったことを思い出す。

日本人以上の日本人。凄い。

稀勢の里は、精進して実力で土俵で恩返ししなければ。

 

【2016年5月25日(水) 副大臣公務日誌】

 (午後)

 (副大臣室にて)

ふるさと納税の返礼品が金券であることに関する質問主意書について(決裁)

●参議院議員選挙の期日について(決裁)

人事発令案について(決裁)

職員の海外出張について(決裁)

●国立研究開発法人情報通信研究機構法及び特定通信・放送開発事業実施円滑法の一部改正法の概要について(レク)

●情報通信研究機構(NICT)の取組について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「熊本現地視察で感じたこと」

1.  消防団の力~生き埋めになった村民7名救出。

西原村では4月16日未明、震度7の本震が襲った。ただちに出勤した大切畑地区の消防団は、闇の中、倒壊家屋から協力して7名の住民を救出した。

「○○さんのおばあちゃんは、1階に寝ているはずだ」

日頃の強い絆が活きた成果だ。西原村6,800名の住民、役場職員77名、消防団員数255名。救出したのは田中第二分団団長以下精鋭。

IMG_2328

2.  耐震補強が活きた益城町役場

震度7の地震が2回襲った益城町。小さな河川の両側の家屋が軒並み倒壊。古い家屋が多い。

その中にあって、太い柱と梁が組み合わさった農家の古い納屋が堂々と残っている。

その横の比較的新しい母屋が倒壊しているのが印象的だ。

益城町の役場の庁舎は、新耐震基準の施行前のもので、相当激しく揺れたと西村町長。しかし、2回の震度7に耐えて大きな亀裂や変形はなく、災害対策本部として使用されている。

壁面に太い鉄骨で耐震補強がされている相当ゴツい見栄えの耐強だが、これが役立ち倒壊を免れたのだ。

IMG_2395

IMG_2385

 

3.  熊本市、民間アパートに57万円まで補修費を出し、その後借上げ、仮設住宅として使う~今回初の制度。

現場の実情にあった新制度を、政府の現地対策本部チームが作り上げた。

被災したアパートの補修費を、1棟57万円を上限に補助する。もちろん自費で上乗せは出来る。躯体がしっかりしている住宅はこの改修によって生き返る。

これを熊本市の借上げ仮設住宅として被災者に利用してもらう。

補修に迷っていたオーナーが1000軒以上も名乗りをあげて来ているという。家賃の補助は6万円/月だ。

プレハブ仮設では、1戸300万円前後かかると試算されているから、家賃補助を加えても割りが合う。現場からの知恵だ。

 

4.  全国の都道府県市町村から1,000名超の応援職員~5年前の東日本大震災で被災した宮城からも

私の地元、武蔵野市、府中市等、三多摩20市からも応援職員。東京都、23区からも交代で派遣。

日置西村村長、西村益城町長、大西熊本市長からは、力強い、勇気づけられると感謝の言葉。

 

5. ビクともしない熊本県新庁舎

熊本県庁の新庁舎は、10年ほど前に建設した鉄筋コンクリート造りだ。

知事、副知事室がある本庁舎はところどころクラックが走っているが、新庁舎はビクともしていない。

最新の知見を取り入れた現代建築の強さがよい教訓になる。

 

【2016年5月24日(火) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(衆院内にて)

衆議院本会議に出席

(総務省にて)

山口佐賀県知事等から防災拠点機能及び広域応援体制の充実等について要望を受ける

IMG_2512

図書館友の会全国連絡会福富代表から公立図書館の振興について要望を受ける

IMG_2513

●種々打合せ(日程、報告等)

「熊本地震-復興に向けて被災地の要望を聞き、激励-5月21日熊本県熊本市、西原村、益城町を視察」

熊本地震復興の補正予算が成立したので、5月21日土曜日、熊本地震で被災した西原村、益城町、熊本市そして熊本県を日帰りで現地視察した。

4月14日発災の熊本地震は熊本県と大分県が被災した。

そのうち震度7は西原村と益城町だ。

現地を熟知している消防庁を中心に、総務省からは自治財政局、公務員部の幹部が随行した。

各地では、ようやっと罹災証明交付事務が始まって、復興への歩みが始まったばかりだ。

各市町村の要望は共通して、

1) 政府の素早い救助、救援活動に感謝
2) 当面、民間借り上げの「みなし仮設住宅」など積極的に対応して欲しい
3) 復興に向けて国の財政措置を手厚く願いたい
4) 被害を受けた個人の家屋の建て替えなど可能な限り支援策を

の旨であった。

私からは、総務省は自治体を支援することが仕事。実情をできる限り総務省をはじめ各省にあげて下さいと申し上げた。

【熊本地震被災地視察日程】

 (午 前)

羽田空港8:30-熊本空港10:15のフライトで熊本へ

【西原村】

●村役場で日置村長、内田副村長、馬場消防団長、田中消防団第二分団長ほか、佐賀県、宮城県東松島市、名取市、石巻市からの応援派遣職員の代表者と意見交換、慰労、激励

IMG_2338

●村役場執務室スペースで応援派遣職員を慰労、激励

IMG_2345

(午 後)

【益城町】

●町の災害現場を熊本市消防局益城西原消防署村田署長とともに視察

IMG_2359

IMG_2364

●町役場で西村町長ほか、関西広域連合、福岡県、鳥取県、武蔵野市からの応援派遣職員の代表者と意見交換、慰労、激励

IMG_2397

●町役場執務室スペースで応援派遣職員を慰労、激励

IMG_2421

【熊本市】

●市役所で大西市長、高田副市長、植松副市長、中村消防局長、山口消防団長と意見交換、慰労、激励

IMG_2448

●市役所14階罹災証明発行窓口を植松副市長とともに、視察。応援派遣職員を慰労、激励。訪れた市民のお話しを伺う。

IMG_2454

【熊本行政評価事務所】

●事務所で石賀所長から対応状況の報告を受けるとともに、現場対応職員を慰労、激励(讃岐審議官同席)

IMG_2475

【政府現地対策本部】

●熊本県庁設置の政府現地対策本部で派遣職員を慰労、激励

IMG_2483

●兵谷審議官から対応状況の報告を受ける

IMG_2486

【全国自治体応援本部】

●熊本県庁に設置された全国自治体応援本部で応援派遣職員を慰労、激励

IMG_2488

【熊本県庁】

●副知事室で田嶋副知事、池田総務部長と意見交換、慰労、激励

IMG_2499

熊本空港18:40―羽田空港20:15のフライトで帰京