直言!土屋正忠のブログ

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「世界初の法律成立~行政機関の所有する個人情報を識別出来ないよう加工して、ビッグデータとして利活用する法律、参議院で可決成立」

IT技術の飛躍的発達によって膨大な個人データを集積、匿名加工し分析して、ビッグデータとして活用が出来るようになった。

目新しいところでは、2011年東日本大震災の時、津波情報をどのように受けとめ行動したか、NHKが解析しグラフ化して報道した。

近なところでは、コンビニエンスストアのPOSシステムがある。レジに行って代金を支払うと店員さんがデータを打ち込み、本部では売れ筋の商品を分析し配送する。

男女別や年代を推定してデータとして活用すると商品開発につなげることが出来る。

グーグルの地区別お天気情報やリアルタイムの渋滞情報なども同様の技術だ。

個別のデータを匿名化してビッグデータとして活用すれば新しい産業やビジネスが生まれるのでは?

個人情報(パーソナルデータ)を正確かつ膨大に蓄積しているのは行政機関だ。

そこで行政機関の個人情報を匿名化した上で利活用できないか、一方行政機関の所有する情報は、各々の法律に基づいて半ば強制的に集めたものであり、個人情報の保護が最優先である。

行政目的以外に利活用する場合でも、肝心の行政執行に差しさわりがあっては本末転倒だ。

これらを調整し、個人情報保護を最優先しながらも利活用出来るという法律が、本日参議院本会議で可決したPD法だ。

正式名称は「行政機関等の保有する個人情報の適正かつ効果的な活用による新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するための関係法律の整備に関する法律」である。

世界で初めての法律となるのだが、この執行にあたっては十分国民の理解を得なければならない。

公布後基準となる政令を1年半かけてつくり、平成29年末頃執行となる。

所管は総務省行政管理局で、担当副大臣は私である。

 

【2016年5月20日(金) 副大臣公務日誌】

 (午前)

(総理官邸にて)

7:35~ 第9回まち・ひと・しごと創生会議へ総務大臣の代理として出席

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 (議員会館にて)

平成28年熊本地震被災地への視察(5/21(土))について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

(参院内)

総務省提出の行政機関個人情報保護法改正法案の参議院本会議での採決を受けて、大臣、古賀政務官、官房長、行政管理局長等とともに参・議院運営委員長、参・自民党幹事長、参・与野党国対委員長に御礼の挨拶

(午後)

(総務省にて)

第4回対日直接投資推進会議について(レク)

北陸新幹線建設促進同盟会石井会長(富山県知事)から北陸新幹線の整備促進等について要望を受ける(石川県谷本知事、福井県西川知事、富山県議会大野議長、石川県議会宮下議長、福井県議会仲倉議長、北陸経済連合会会長、関西広域連合会、関西経済連合会同席)

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(内閣府にて)

第4回対日直接投資推進会議へ総務大臣の代理として出席

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【2016年5月19日(木) 副大臣公務日誌】

 (午前)

(議員会館にて)

9:00~ 国会打合せ

(参院にて)

10:00~12:00 参議院総務委員会で総務省提出の行政機関個人情報保護法改正法案の質疑に担当大臣として出席

10:00~10:30 参議院総務委員会へ副大臣として出席し、井原巧委員(自民)の質疑に対して答弁

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(午後)

(参院にて)

13:00~15:30 午前に引き続き、参議院総務委員会で総務省提出の行政機関個人情報保護法改正法案の質疑に担当大臣として出席、本日採択された

15:00~15:30 参議院総務委員会へ副大臣として出席し、主濱了君(生活)の質疑に対して答弁

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(議員会館にて)

災害時の郵便局による地域貢献に関する質問主意書について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年5月18日(水) 副大臣公務日誌】

(午後)

(大臣室にて)

省幹部連絡会議に出席

(副大臣室にて)

公職選挙法施行令の一部を改正する政令案について(決裁)

●衆議院議員選挙区画定審議会設置法施行令の一部を改正する政令案について(決裁)

「経済財政運営と改革の基本方針2016(仮称)」について(レク)

●改定「日本再興戦略」について(レク)

●規制改革実施計画について(レク)

●ニッポン一億総活躍プランについて(レク)

第9回まち・ひと・しごと創生会議について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「熊本地震対策補正予算7780億円、本日成立」

熊本地震対策の補正予算が、発災1ヶ月直前の5月13日(金)に閣議決定された。

昨日16日衆議院予算委員会で、集中審議可決、全会一致で本会議で可決され、即日参議院に送付された。

本日17日、参議院予算委員会で6時間半の審議を経て、午後4時30分可決、即日参議院本会議で可決、成立した。

7780億円は、熊本地震対策予備費に計上され、地元の実情に応じて柔軟に対応、支出される。

発災1ヶ月からスピードだ。

本日午後3時10分、総務省副大臣室に西川福井県知事を筆頭に、全国自治体病院の設置者と病院長が来訪され、自治体病院の経営安定のため、より一層地方交付税措置を求められた。

緊急要望と熊本地震の対応がある熊本市立病院は500床、八千代市立病院は90床、いずれも地震で壊れ、全面建て替えをせざるを得ないという。

本日成立する補正予算を活用したいと申し上げた。

いよいよ復旧復興を本格的化させる日を迎えた。

 

【2016年5月17日(火) 副大臣公務日誌】

(午前)

 (スクワール麹町にて)

平成28年春の褒章伝達式に出席し、総務大臣の式辞を代読するとともに、受章者へ褒章を伝達

(午後)

(副大臣室にて)

全国自治体病院開設者協議会西川会長(福井県知事)、北副会長(北海道奈井江町長)・公益社団法人全国自治体病院協議会邉見会長(赤穗市民病院名誉委員長)、小熊副会長(砂川市病院事業管理者)から、自治体病院に対する財政措置についての要望を受ける

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人事案件について(レク)

平成27年家計調査報告(貯蓄・負債編) 平均結果速報について(レク)

●「統計データ利活用に関する業務地方実施」に係る実証実験の今後のスケジュールについて(レク)

東日本大震災被災地の人的派遣要請について(レク)

農林水産業・地域の活力創造本部(第19回)について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「海で流された子供3名を身を挺して救助、男性2人連携で―春の褒章で紅綬褒章受章」

春の褒章伝達式が行なわれ高市大臣の代理で伝達、藍綬褒章は消防活動に永年功績があった全国各地の消防団員85名が対象だ。武蔵野市消防団朝倉団長、金モールの付いた正装で座っている。

黄綬褒章は消防業界の育成に永年寄与した人だ。紅綬褒章は人命救助の功績のあった人に贈られる。

福岡県古賀市の冨田さん(40歳)と丸林さん(35歳)は3人の子供が波に流されているのを協力して助けた。

7歳の男児が浮き沈みしているのを発見した丸林さんは妻に海上保安庁と警察への連絡を依頼、近くにいた冨田さんに協力を要請した。

浮輪をつけていたが高波で浜に戻れなくなっていた女児二人を砂浜まで救出。丸林さんの依頼を受けた冨田さんは浮き沈みしている男児のもとに接触し、救出を試みたが潮流に押し戻されなかなか砂浜に戻れずにいた。

そこへ女児2名を救出した丸林さんが浮輪を持って再度入水し、二人が連携し男児を砂浜に救出したという。二人が力を合わせた危機一髪の救出活動だ。

千葉県の44歳の女性が海で溺れたのを救出したのも三輪さん(48歳)と大谷さん(32歳)、男性のチームプレーだ。

最初に救出に向かった三輪さん(48歳)は女性の救出で、途中体力の限界を感じたという。そこへ32歳の大谷さんが救助に来てくれたという。これまた危機一髪のシーンだ。

48歳中年の勇気に32歳の青年が力を貸す。助かった女性もよかった、よかった。

天皇陛下から褒章していただくに値する活躍だ。

「経済センサス活動調査6月1日から日本国内全企業600万社の総ての実態調査」

総務省と経済産業省が共催で6月1日から経済センサス活動調査がスタート。

この調査の特徴はサービス業を含めた全事業所を対象とした調査で、事業所版国勢調査と呼ばれている。

調査員調査と直轄調査の二つがあって支社等を有する企業には国が調査票を送り、その他の事業所には本年6月から調査を開始、全事業所に協力をお願いする。

統計法で厳しい守秘義務が政府に課せられていて、調査データは統計以外に利用出来ない。

国の経済政策の基礎となるものなのでどうぞご協力の程、お願いいたします。

<経済センサス‐活動調査 ~イイノホールにて~ >

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【2016年5月16日(月) 副大臣公務日誌】

(午前)

●「平成28年経済-センサス活動調査」記者発表会へ総務副大臣として、星野経済産業大臣政務官とともに出席。ご挨拶と共にフォトセッションで広報タレント(草野仁氏、皆藤愛子氏)と記念撮影。

(午後)

(ニッショーホールにて)

平成28年春の叙勲伝達式に出席し、総務大臣の式辞を代読するとともに、受章者へ勲章を伝達

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<元武蔵野市消防団長 秋本正氏 叙勲>

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(衆院内にて)

衆議院本会議に出席。平成28年熊本地震に対する補正予算案が採決。

(議員会館にて)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年5月13日(金) 副大臣公務日誌】

(午後)

(衆院内にて)

衆議院本会議に出席

(総務省地下2階講堂にて)

第26回危険業務従事者叙勲伝達式へ出席し、総務大臣の式辞を代読し、受賞者へ叙勲を伝達

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(副大臣室にて)

熊本地震を踏まえた参議院選挙に向けた対応について(レク)

●投票環境の向上方策等に関する研究会の報告(案)について(レク)

●参議院選挙区選挙の政見放送に関する公職選挙法の改正について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年5月12日(木) 副大臣公務日誌】

(午前)

(総理官邸にて)

●8:00~8:10 副大臣会議に出席

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(議員会館)

●9:00~9:40国会打合せ

(参院本館にて)

●10:25~10:45 参議院財政金融委員会に副大臣として出席し、櫻井充参議院議員(民進)の質疑に対して答弁

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(午後)

(衆院内にて)

●13:00~13:30 衆議院本会議に出席

(副大臣室にて)

パナマ文書にNHKの関連会社があるかどうかに関する質問主意書に対する答弁書について(決裁)

NHKの原発に関する報道の在り方に関する質問主意書に対する答弁書について (決裁)

叙勲伝達式、褒章伝達式について(レク)

マイナンバーカードの交付促進支援チーム会合の開催について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

「日本の表玄関、東京駅。江藤駅長を表敬訪問~1日183万人の乗降客。各国大使が就任のご挨拶に皇居に向かう御幸通りの出発点でもある。」

東京駅は、1日の乗降客数183万人の日本の表玄関だ。

ちなみに乗降客数が一番多いのは新宿駅で320万人だが、新幹線のターミナルであり天皇陛下が新幹線でご出立の折には、JR東日本㈱の社長と共に東京駅長がお見送りする。

鉄道マンなら一度は憧れるポストだ。

江藤尚志取締役東京駅長は、現場一筋で苦労されたいわゆる”たたき上げ”たが、首脳部からの信頼があつい仕事師だ。

私との縁は、JRの生みの親、松田昌士社長の秘書をされていた時から、30年に渡って今も変わらぬお付き合いを続けている。

駅長室等を見学すると、応接室には歴代の駅長の写真が飾られていて歴史を感じた。室内には東京駅の設計者の辰野金吾の書や横山大観画伯の「富士山」が飾られ、東京駅の重みを実感した。

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「EU創設記念日ヨーロッパ・デー、駐日EU大使イスティチョアイア閣下主催の祝賀会に出席」

昨日5月10日、駐日EU代表部で、EU創設記念祝賀パーティー、ヨーロッパ・デーが開かれ出席。

祝賀パーティーには、加盟各国の大使や外務省関係者も出席。

ヨーロッパは中世から近現代にかけて、長い間各国の戦乱が続き疲弊した。

第2次世界大戦後に、各国は歴史に学んで、平和的共存を永続させるためにEU(欧州連合)を結成した。

1950年5月9日、当時のフランスのロベール・シューマン外相がEUの創設を提唱したこの日がヨーロッパ・デーになった。

1957年に設立されたEEC(欧州経済共同体)から、EC(欧州諸共同体)に、そして共通通貨のユーロを発行しEUへ大きく前進してきた。

EU加盟国は東ヨーロッパにも拡大し、いまや28か国にのぼり、アメリカと並ぶ経済力を発揮している。

駐日EU大使イスティチョアイア閣下は、かつてルーマニア国の優秀な外務官僚であった。

私が武蔵野市長時代からの20年以上の交流が続いている。

ルーマニア国がEUに加盟したことをきっかけに、イスティチョアイアさんはEUの国際公務員となって大活躍し、2年前から駐日大使として赴任して来られた。

昨年春の岸田外務大臣主催のパーティーで再会し、旧交をあたため、改めて交際が始まった。

今度のヨーロッパ・デー参加は、大使閣下との個人的友情を通じてのご案内だが、これを機会にEUと日本国の親交が深まることを期待している。

 

<駐日EU大使イスティチョアイア閣下ご夫妻と>

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【2016年5月11日(水) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(副大臣室にて)

第10回自治体国際交流表彰式で受賞団体に対し表彰状を授与

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●全国市議会議長会岡下会長(高松市議会議長)、九州市議会議長会永松会長(大分市議会議長)、澤田熊本市議会議長、毎熊長崎市議会議長から、平成28年熊本地震に関する緊急要請を受ける

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●衆参同日選挙を実施する場合の執行経費に関する質問主意書について(決裁)

●FM局における政見放送に関する取組状況について(レク)

●平成28年経済センサス-活動調査記者発表会について(レク)

●地方公務員の臨時・非常勤職員の状況について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

 

【2016年5月10日(火) 副大臣公務日誌】

(午前)

(議員会館にて)

9:40~10:00 国会打合せ

(参院分館にて)

10:45~11:15 参議院総務委員会民進党寺田典城議員の質疑に副大臣として出席

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12:35~12:40 参議院総務委員会での行政機関個人情報保護法改正法案の趣旨説明に担当副大臣として出席

(午後)

(衆院にて)

衆議院本会議に出席

(議員会館にて)

●種々打合せ(日程、報告等)

【2016年5月9日(月) 副大臣公務日誌】

(午後)

(省議室にて)

総務省非常災害対策本部会議へ出席

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(副大臣室にて)

5月10日(火)の国会答弁打合せ(レク)

平成27年度政策評価等の実施状況及びこれらの結果の政策への反映状況に関する報告(国会報告)について(決裁)

●東京オリパラ2020大会協賛くじ(第699回全国自治宝くじ)に係る当せん金付証票の発売許可の変更について(決裁)

職員の海外出張について(決裁)

●種々打合せ(日程、報告等)

 

「浅間山のキスゲ群落を守る人々-浅間山自然保護会と府中野鳥クラブ」

今年も、府中市浅間山にムサシノキスゲが咲き誇っている。浅間山は府中市北東部に位置しており、小金井市との境にある自然の丘陵だ。山頂には浅間神社が祀られていて、木々の間から遥か富士山が遠望できる。浅間山の東北には、広大な都立多摩霊園が広がり、一体となって緑の帯をつくっている。

ニッコウキスゲの一種の、ムサシノキスゲは4月下旬から5月中旬まで山腹に群落となって、今年も見事に咲いている。浅間山の動植物を守っているのが、浅間山自然保護会と府中野鳥クラブだ。市民のボランティアによって、市民のまたとない自然財産が守られている。

府中市環境課の若い職員たちが、飲食の差し入れを持って激励しにきている。休日返上の生き生きとした職員の活動が好印象だ。春空の下、さわやかな風が吹き抜け、木もれ陽がキスゲを照らしている。

府中市と市民が誇る都会のオアシスだ。

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「憲法9条のおかげで戦後日本は平和国家になったという護憲法の主張は欺瞞~井上達夫東大大学院教授 5月3日毎日新聞オピニオン」

いささか旧聞だが、5月3日付毎日新聞で井上達夫東京大学大学院教授と木村草太首都大学東京教授が対談。レベルの高い記事で読み応えがある。

木村草太氏が護憲派で、井上達夫氏が批判派だ。木村草太氏の護憲論は、護憲派延長線上の論旨だが、法哲学者の井上達夫教授は手厳しく論破している。

井上教授の主張の骨子

①  憲法9条1項と2項をそのまま読めば、一切の武力行使を禁止している

②  したがって護憲派の個別的自衛権の枠内なら自衛隊と日米安保は許されるというのは詭弁だ

③  自衛隊は世界有数の武装組織であり、米国は世界最強の戦力だ。

④  日本が侵略された時に日米が共同で戦うわけで、これが交戦権の行使でないというのもありえない

さらに井上教授の主張

⑤  護憲派は、60年安保闘争までは自衛隊反対、安保廃止と真剣にやっていた

⑥  70年安保は大規模な国民的運動にはならなかった。その後は、専守防衛の枠内なら自衛隊、安保は政治的にオーケーとなり、はっきりこれを主張する憲法学者も現れた

⑦  立憲主義をないがしろにして違憲状態の固定化を望む護憲派ってあるのか

⑧  自衛隊を憲法上認知しないまま、侵略されれば、「俺たちを守れ」は許しがたい欺瞞だ

井上教授はさらに論述する。

⑨  もし戦力を保有するなら、その組織編成と行政手続きを憲法に書き、安全保障政策の選択は立法過程で行う

⑩  9条のおかげで戦後日本は平和国家になったという護憲派の欺瞞を暴く狙いがある

⑪  日本が侵略されなかったのは、自衛隊と日米安保のおかげだ。その事実を直視しようといない

⑫  私の憲法9条削除論が過激なら、新9条論です。自衛戦力保有を可能にする憲法を明文改正したうえで行使については、一定の条件つき制約を憲法に明記する。

実に明解な主張だ。法哲学者らしい明敏さで、憲法と安全保障のあるべき方向を示唆している。こじつけ状況論で、神学論争を繰り返す憲法学者が多い中で、日本の安全を見据えて立憲主義を説く。骨太の憲法学の泰斗である。

対談を読んで、井上達夫先生のご著書を是非読まなくてはと思った。

http://mainichi.jp/articles/20160503/ddm/004/070/010000c

<記事のリンク>

 

 

「トランプ氏は日米同盟に否定的。日本が自国の安全について考えるべきとき。」

トランプ氏の対抗馬の二人が下りて共和党大統領候補に決定したとの報道。

トランプ氏が米大統領に就任する可能性も出てきた。

トランプ氏は米軍の日本駐留経費を全額日本に支払わせよ。日本が支払わないなら米国は撤退だと主張している。

さらに北朝鮮の核が脅威なら対抗して核武装すればよい。韓国も同様だと主張している。

日本の安全をアメリカが守ってくれる、米軍は日本の抑止力だと永年考えてきたが、それは相手のあることで、米国がNOと言えば米国同盟の前提が崩れてくる。

現にオバマ大統領は度々に「世界の警察官はやめる」と繰り返してきたが、論理を徹底すると、その言葉の行きつく先は『自国のことは自国で守れ、アメリカは関与しない』という21世紀型モンロー主義だ。トランプ氏の主張が現実味を帯びてくる。

「1990年~2015年にかけて、新しく制定された103カ国憲法のうち、平和主義を謳っているもの101カ国。国家緊急事態条項は103カ国100%-西修・駒澤大学名誉教授の比較憲法論。」

本日5月3日の公開憲法フォーラムで注目されたのは西修先生の専門家としての比較憲法学だ。

最近の各国の憲法制定を調査。1990年ナミビア独立以降、2015年9月ネパール新憲法制定まで103カ国で新憲法が制定されたが、日本の憲法の売りの「平和主義」は、東チモール、アフガニスタン他101カ国が規定。98.1%の率だ。

さらに国家緊急事態はスイス、ロシア、フィンランド等103カ国100%がきちんと条項で定めている、との発表。

そして日本国憲法のなかに国家緊急事態を規定することは特別なことではない。ふつうの国になることだと締めくくった。

比較憲法学の専門家として傾聴すべき発言。

「日本と世界の若者との根本的な違いは安全保障への関心度。インドのチャラ男に聞いても、中国が脅威だと意識している-公開憲法フォーラムで慶応大学女子学生のスピーチ。」

本日午後1時30分から4時まで砂防会館で「21世紀の日本と憲法有識者懇談会」と、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の共催の第18回公開憲法フォーラムに衆議院議員として参加。

主催者代表の桜井よしこさんをはじめ、各党各界の意見発表があった。

特に強く印象に残ったのは、慶應義塾大学法学部四年生の女子学生の堂々たる意見発表だ。

・大学で安全保障学び、世界各国に行き若い世代と意見交換をしている。

・若者特有の情熱と、感性は各国とも共通しているが、日本の若者のとの一番の差は安全保障に対する感覚だ。

・フィンランドと韓国は徴兵制で、隣国にロシアと北朝鮮(国家とは認めていないが)があり、祖国の安全の為に兵役は当然という感覚だ。またインドの「渋谷に居るようなチャラ男」と話したが、脅威は中国だとはっきり言う。

・アヘン戦争の歴史を学んだが、当時正義は中国にあったが、イギリスに力で負けた。正義も力の裏打ちがないと貫けない。

・米大統領選挙共和党候補者のトランプさんは日本から米軍の撤退を訴えている。もしそうなったら「力の空白」が生まれるだろう。

・日本は平和だと言っているが、失ってからわかるのだろうか。平和を支える「力」の存在を。

・日本の若者が安全保障に無関心なのは現憲法に原因があるのでは。

和装で現れた女子学生は「今日は帯留めを少し『右に』してきました」と笑いを誘う第一声。その後、安全保障を学んだことを基礎に各国を訪問し、同世代の学生たちと意見交換。勉学と行動に裏打ちされた素晴らしいスピーチだ。若い世代の活躍に拍手。

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「あの気仙沼市からも熊本地震救援のため南阿蘇村へ3名の職員派遣、2300名の人口の東京都檜原村からも」

熊本県を中心に被災14市町村全部で罹災証明書の発行事務が始まった。

全国からの応援職員は5月2日現在1330名のうち392名が罹災証明担当職員だ。復旧復興への第一歩が始まった。

全国の各市町村からの応援派遣が続いているが、5年前の東日本大震災で大打撃を受けた宮城県気仙沼市から、連休返上で3名の職員が派遣され南阿蘇村で活躍中だ。副市長以下震災を経験した中堅職員だという。

気仙沼市は3.11の復興事業の真っ最中で全国の県や市町村から150名を超える長期応援職員が派遣されているが、それでも不足している「さらに応援職員をよろしく」と総務省で要請をうけたばっかりだ。

人手不足の中から連休を活用して短期派遣だ。「東日本大震災でお世話になっているので、少しでもお役に立てれば」と菅原市長。

さらに2300名の人口の東京都檜原村からも全国町村会の要請を受けて嘉島町へ。職員が57名の奥多摩の山中の檜原村も出してくれたのだ。

頑張れ熊本、全国が応援しているぞ!

高市総務大臣は現地の視察へ、副大臣の私は後詰で総務省で待機。

3時から河野防災担当大臣の主宰する政府の非常災害対策本部会議に官房長が出席。各省の動きも連休返上で力強い。ガスは4月30日に全面復旧した。

 

「熊本被災地の復興のため、補正予算編成に向けて機動的柔軟な対応を―安倍総理指示」

本日、午前11時より官邸で熊本県熊本地方を震源とする地震非常災害対策本部が開催された。

 冒頭安倍総理より昨日の現地視察を受けて「被災地の方々は生活再建、生業の復興に向けて立ちあがっている。GWを前に温泉地でキャンセルが続いているのは痛いが、再建に向けて頑張っている。熊本市の商店街もお客が戻ることを期待して準備が始まった。補正予算でしっかりと支援したい。」

また各省の報告が終った後、さらに発言し「前例にとらわれてはならない。金融財政支援など、機動的に柔軟な対応を各省庁も取り組んで欲しい」と強い指示があった。

 

<官邸~熊本地震非常災害対策本部会議>

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「小金井ウォーキングフェスタ第21回。若葉香る小金井公園に全国から2000名のウォーキング愛好者」

朝8時の30㎞コースの出発式に参加して、全国から集まったウォーカーを歓迎した。

 この大会は第1回~第10回までは武蔵野市が主催して都立武蔵野中央公園をスタートとゴールで行なっていた。

 10年前に私が市長をやめて衆議院議員になったら主催が武蔵野市から小金井市に移管されてしまった。

 元市長としては残念だが、小金井市も東京都第18選挙区であり、稲葉市長の下で再出発したと喜んだ。

 早いもので小金井公園を舞台に今回で21回目を数える。30㎞・20㎞・10㎞の三コースだが、30㎞コースに参加するのはベテランで健脚ぞろいだ。20㎞、10㎞は各々1時間遅れで出発だ。

 全国から集まった500名の30㎞コースに挑戦の健脚ウォーカーにお祝いを申し上げた。

 おやおや?良く見ると30㎞の挑戦者の中には稲葉前市長の顔も。去年までは主催者としてご挨拶していたのが、今回は参加者で歩く。目を輝かせて楽しそう。

 西岡市長や市理事者の顔が一人も見えないのが残念だ。

 

<出発式でご挨拶>

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「熊本市で罹災証明書発行が始まった。各地から参集した緊急消防援助隊は任務終了。特定非常災害特別措置法が適用される。」

熊本地震発災15日が経過した。九州新幹線も全線開通。高速道路も南北は復旧。

東西の九州横断道路は橋が破壊されて、復旧に時間がかかりそう。通信、放送はほぼ全域で回復。

全国各地から救助救命のために集まった緊急消防救助隊は、昨日28日で任務を終了。14日間活動に携った隊は、1000隊5000名である。

自衛隊は車輛による物資輸送と避難所の入浴サービスに力を発揮し、規模を縮小しつつ生活支援に力を入れている。

昨日、特定非常災害特別措置法が適用されることが決まった。

この法律を各省が適用するのだが、

①    行政上の権利利益に係る満了日の延長(運転免許等)

②    期限内に履行されなかった義務の免除

を始め、破産宣告の特例、相続の手続きに関する期間延長、応急仮設住宅の存続期間の延長など行政、司法、民法などの手続きの猶予が行われることになる。

この政令の交付は、5月2日からである。

「熊本、鹿児島、大分等九州各県の市長と全国市長会が復興要望」

熊本県、鹿児島県、大分県の各県の市長会長と全国市長会が総務省に要望。

 冒頭「今回の政府の対応は強力で実に迅速で心から御礼申し上げます」と熊本県山鹿市長。

 「熊本の象徴である熊本城を始め文化財が各地で破損し県民はショックを受けたが、全国から応援に来て下さった人々に勇気づけられました」「震度7に耐えられる街づくりを進めたい、復興に力を貸して欲しい」

 私からは

  1. 全国市長会挙げての応援職員の派遣に総務省としても御礼申し上げます。
  2. 政府の対応について評価をいただいたことを、今夕開かれる対策会議で安倍総理にお伝えする。
  3. 復興には各省挙げて取り組むが総務省は特別交付税、復興債の発行など総合的に取り組みますと申し上げた。

<熊本県、鹿児島県、大分県の各県の市長会長と全国市長会から要望>

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「アレルギー物質を除去した防災缶詰2万食を熊本市に届けた。各市町村で備蓄してくれませんかと高知県黒潮町長」

昨日、高知県黒潮町の大西町長が副大臣室に来訪。

黒潮町が出資して立ち上げた第三セクター黒潮町缶詰製作所がつくったアレルギー物質を除去した防災備蓄用缶詰を活用して下さいと提案があった。

缶詰はエビ、カニ、小麦、ソバ、卵、乳、落花生の7大アレルゲンを除去してつくった味も良く、アレルギー体質の避難者にも安心して食べていただけるとのこと。

熊本地震にも町と会社から、計2万食お届けし喜ばれているという。

大西町長自ら、被災地の避難所を訪れ、アレルギー体質の人にとって普通の食品を目の前に積み上げられても何にもないのと同じだと実感したという。

これは素晴らしい。私は、市長・衆議院議員として、長らく防災に携わってきたがアレルギー対策まで考えが及ばなかった。

さっそく総務省記者クラブで発表してもらった。

その後、東京都総務局長を大西町長と共に訪問し、災対部にも製品を紹介した。

各市町村も通常の食料備蓄に加えて、アレルギー物質除去食品を一定程度備蓄して、災害が発生したら救援物資として届けるシステムがあると素晴らしい。

<高知県黒潮町防災備蓄缶詰と一緒に>

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【2016年4月28日(金) 副大臣公務日誌】

(午前)

(省議室にて)

第15回総務省非常災害対策本部に出席

 (午後)

(衆院にて)

衆議院本会議に出席

(副大臣室にて)

全国市長会副会長(栗林秋田県大仙市長)、九州市長会会長(森鹿児島市長)、熊本県市長会副会長(中嶋熊本県山鹿市長)及び大分県市長会会長(佐藤大分市長)から熊本地震に係る緊急要望を受ける

●町を市とする処分に係る総務大臣の同意について(宮城県富谷町) (決裁)

●平成28年熊本地震による災害についての特定非常災害及びこれに対し摘要すべき措置に関する政令(案)等について(決裁)

●統計調査結果等(労働力調査、消費者物価、家計)の公表について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

(総理官邸にて)

政府非常災害対策本部に大臣の代理出席

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「地方自治60周年記念銀貨、東京都と福島県分の打初式―豊島区内の造幣局で舛添都知事・内堀福島県知事と」

地方自治制度は昭和22年(1947年)に地方自治法が施行され発足した。

平成19年(2007年)に地方自治法施行60周年を記念して47都道府県毎に記念銀貨を鋳造することとし、平成20年から北海道・京都・島根を皮切りに毎年発行されてきた。

足かけ9年を経て、本年福島県と東京都が最後になる。東日本大震災の被災地として原発事故を含めて最も深刻な影響を受けたのが福島県であり、最も救援活動にあたったのが、パワーのある東京都。その二都県が地方自治60周年記念銀貨のトリを務めるのもご縁である。

記念銀貨の打初め式は豊島区内の造幣局で行われた。隣接する工場で機械が作動して、あっという間に出来上がった。さらに着色する工程だが、これまた短時間で仕上がってきた。

完成した銀貨を眼鏡で点検して完了。美しい。用意された日本地図ボードにはめ込み完成だ。

総務省も熊本大地震以来12日間、地震対策に全力を挙げてきたが、この記念銀貨の発行によって熊本にも明るい展望が拓けることを期待する。

福島県の1000円銀貨の絵柄は野口英世と磐梯山と猪苗代湖。500円銀貨は相馬野馬追だ。

東京都は東京タワー・レインボーブリッジ・鳥のゆりかもめをあしらった総図柄だ。500円は東京駅丸の内駅舎と行幸道路である。

両知事と財務省政務官、造幣局理事長と私の5人が二組に分かれスタートのスイッチを入れる打初式だ。

尚、1000円銀貨の発売価格は6171円そのうち銀の素材の価格が2000円だという。もっとも6171円で買って、銀行に行って両替してもらっても1000円にしかならない。

ちなみに500円貨はEUのユーロと同じ構造で売り出し価格は1028円だという。東京都の記念銀貨は来月から申し込み受付けだ。

 

 <打初め式前に内堀福島県知事、舛添東京都知事、中西財務大臣政務官と懇談>

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<カラー印刷済貨幣の披露>

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<打初め者挨拶>

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【2016年4月26日(火) 副大臣公務日誌】

 (午後)

(衆院にて)

衆議院本会議に出席

(副大臣室にて)

●平成28年度補正予算への総務省の対応方針について(レク)

国会同意人事任命に関する上申書について(決裁)

平成27年度公害等調整委員会年次報告について(決裁)

●外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律施行令等の一部を改正する政令案について(決裁)

●第10回自治体国際交流表彰式について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)

(造幣局東京支局にて@池袋)

地方自治法施行60周年記念貨幣(福島県分、東京都分)の打初め式に副大臣として出席

東京都分について、打初め、圧印済貨幣の確認、カラー印刷済貨幣の披露、日本地図ボードへ記念貨幣はめ込み、打初め者として挨拶

「小規模保育園は、評議委員会設置が重荷、実情に応じて対応出来るよう厚生労働省社会援護局長以下に要請」

社会福祉法が改正になり、平成29年4月から社会福祉法人は必ず評議委員会を設置しなければならなくなった。

理事以外に評議員を7名以上置くのだが、小規模法人には重荷だ。運用で人数を減らして欲しいと東京都の民間保育園経営者が要望。

昨日25日午後、中川雅治参議院議員と私の二人で厚生労働省社会援護局長以下幹部の意見を聴取。

確かに1法人、1保育園のように規模の小さい園では、理事を集めるのも大変という園もある。ましてや学識経験者を含む評議員を選任するのは難しい。

社会福祉法人改革を一律に進めるには無理があるが、しかし法律だから運用で緩めるわけにはいかない。

厚生労働省の担当幹部は語る。

  1. 小規模保育園の経営をやりにくくするのが、改革の目的ではない
  2. 理事者は、執行機関だから園長のように現場の責任者にも就任してもらっても良い。狙いは執行権と議決権の明解な区分です。
  3. 評議員の学識経験者と言っても、弁護士とか福祉の専門家とかを例示しているわけではないし、通知等で範囲をしぼることもしません。

「今まで理事となっていた非常勤の有識者を評議員にすることも可能という意味ですね」

と私が確認した。引き続き、意見交換をしていくことになった。

<厚生労働省への要請>

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